現代の車は様々な部分が電子制御になっている。
その結果、実は「車の方から異常を知らせてくれる機能」などが装備されており、実際に役立つ機会も多い。
そんな電子制御部品の中で、有名なのが「エンジン警告灯」だ。
あなた自身もエンジン警告灯については、名称だけではなく点灯・点滅するなど、聞いたことがあるだろう。
とはいえ実際のところ、下記のようにエンジン警告灯が何なのか分からないのではないだろうか。
- そもそもエンジン警告灯はどのような場合に点灯点滅するのか
- エンジン警告灯が点灯点滅した場合、かなりヤバい状況なのか
- 実際にエンジン警告灯が点灯・点滅したときには、どのように対処すれば良いのか
- エンジン警告灯の点灯・点滅が頻発するのだが、何か良い対処法はないのか
そこで今回は、元ディーラー営業マンである筆者が、エンジン警告灯について詳しく解説していこう。
基本的にエンジン警告灯は「点灯したらヤバい合図」のようなものではあるが、正しい対処法を理解しておけば、二次災害を防ぐこともできる。
もっというと、状況によっては「車自体を買い替えた方がいい」というケースもあるため、必ず最後までご覧になることをオススメする。
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1.エンジン警告灯=エンジンマークの点灯
そもそもエンジン警告灯とは何なのか気になるだろう。
分かりやすくするために、筆者が実際に撮影した写真を載せておいた。
四角の枠で囲われたマークがエンジン警告灯である。
おそらく車のエンジンを始動した際などに、メーター部分に表示されているのを見たことがあるだろう。※エンジン始動時の表示は関係ないので心配無用
そこで下記に、続けてエンジン警告灯が点灯した時のリスクや、点灯する理由について簡単に分かりやすく紹介していこう。
エンジン警告灯が点灯してもすぐに何かは起こらない
エンジン警告灯が点灯した場合、基本的には「すぐにトラブルが起きてしまう」というケースはほとんどない。
なぜならエンジン警告灯が点灯する理由の大部分は
- 排気、吸気が上手くいっていない
- 燃料噴射が上手くいっていない
というどちらかの理由に該当するからだ。
というのもエンジン警告灯はエンジンに関係する各部にセンサーが設置されており、そのセンサーが異常値を感知する。
そして基本的には「エンジンの調子が少し悪い」という程度の場合に反応しているのだ。
実際、エンジンの役割の大部分としては「空気と燃料を上手に混合して、上手に爆発させ、動力を取り出す」というのが目的である。
しかし電子制御をしていても、「空気があまりたくさん入らなかった」といったトラブルが無いわけではないのだ。
そのため言い換えると、吸排気や燃料噴射にちょっとした異常があったとしても、車自体は「通常よりもパフォーマンスが悪くなる」という程度の話であり、爆発などの危険性はほとんどない。
だからこそモニターに見慣れない表示がされたとしても焦ってしまうのではなく、「今すぐに何か大問題が起きるわけではない」と思って、冷静に対処してほしい。
そして対処法については、エンジン警告灯の種類とともに次章にて紹介していこう。
2.エンジン警告灯は大きく分けて2種類の点灯&対処法がある
エンジン警告灯はただ点灯するわけではない。
下記のように、大きく分けると2種類の点灯がされるのだ。
もちろんメーカーや車種によって若干の違いはあるが、基本は「黄色or赤色で点灯」というのが普通である。
※赤色点灯が「黄色のまま点滅」というケースもある
しかしその意味は大きく異なる。
そこで各点灯の種類の意味を先に紹介し、具体的な対処法は続けて紹介していこう。
黄色点灯
黄色でエンジン警告灯が点灯した場合は、実はそれほど心配する必要はない。
というのも信号機と同じように、「注意する」といったような意味を持っており、ただちに問題があるわけではないからだ。
そのため黄色点灯をしたとしても、焦らずに対処すれば問題ない。
ちなみに筆者が勤務していたディーラーでは輸入車の営業車があったが、黄色点灯をしてメカニックに相談したところ「そういう仕様だからしばらくそのまま乗ってもOK」という指示をもらった。
中にはただの不良品のような車両も紛れているが、基本的に黄色点灯は「注意を促す」という程度であるため、それほど深く心配しなくてもいい。
黄色点灯時の対処法
黄色点灯時は特に大きなトラブルになることは滅多にないが、何もしなくても良いというわけではない。
なぜならエンジン警告灯の点灯=車にとってはトラブルということができるからだ。
そのため高速走行や長時間の運転を避け、早めにディーラーに入庫すれば大丈夫である。
ちなみに緊急性が低いからといって、何日も無視し続けると二次的な被害として下記のような事態が発生する可能性がある
- その他の部分が故障する
- さらに悪い状態になる
そのため永遠に無視し続けるのではなく、一応念のためにディーラーなどに相談し、可能な限り早く入庫するのが確実な方法といえるだろう。
赤色点灯
赤色点灯は、車種やメーカーによっては「黄色のまま点滅」というケースもある。
そのため黄色だからといって、安心していいものではない。
また赤色点灯をした場合には、黄色点灯よりも緊急性が高くなる。
しかし緊急性は高いものの、やはりすぐに車が動かなくなるなどの心配はないため、正しく対処してほしい。
赤色点灯時の対処法
まず赤色点灯をした場合には、すぐに正しい対処をしなければならない。
そして正しい対処なのだが、これは正直なところ「ディーラーの指示を仰ぐ」というのが正解だ。
つまり黄色の時とは異なり、動かす・動かさないなどの判断を、すべてディーラーにしてもらった方が良い。
というのも車というものは難しくて、「停車してしまうとそのまま動かせなくなる」などの場合もあるからだ。
そのため赤色点灯をした場合には、すぐにディーラーに連絡をして判断してもらってほしい。
ただし「明らかな異音や異臭、がたつきなどを感じる」という場合には、直ちに安全な場所に停車して、車から離れた方が良い。
なぜならこのようなケースは極稀ではあるが、万が一車両火災などが起きた場合などに人命を失いかねないからだ。
以上がエンジン警告灯の種類と簡単な対処法に関する解説だったが、「ならすぐにディーラーに連絡すればいい」と思っただろう。実際にはその通りで、それが最も確実な対処法だということができる。
またエンジン警告灯が点灯してからすぐに調子が悪くなり、停車を余儀なくされた場合には、契約している自動車保険の「レッカーサービス」を利用しても構わない。
詳細は下記に説明していこう。
動かせない場合はロードサービス→ディーラーでもOK
自動車保険に付帯されていることの多いロードサービスは、どの保険会社でも基本的に「自走不能な状態なら無料でレッカーする」という特徴を持っている。※等級ダウンもなし
そしてあなたが指定したディーラーまでのレッカーは概ね「片道20~50㎞までOK」と決められているケースが多く、系列ディーラーまではほとんどの場合でレッカーしてもらえる。
そのため仮に車が止まってしまったとしても、ロードサービスにレッカー依頼をしても大丈夫である。
ここまでの説明から分かったように、ディーラーへの相談もしくはレッカー移動の依頼をしてしまえば「確実に対処することができる」と思って大丈夫だ。
ただし、エンジン警告灯の点灯が「再発した」「頻発している」という場合には、ディーラーそのものにクレームを入れてしまって問題ない。
3.エンジン警告灯の点灯が再発した場合はクレームを入れる
クレームというと何となく嫌なイメージを持ってしまうかもしれない。
しかしお客様側からすると、一度直してもらったものが再発・頻発してしまっているということは、下記2つの原因が考えられる。
- ディーラーの整備や修理に問題がある
- 車両そのものが「ハズレ車両」である
そのため車の購入先のディーラーそのものにクレームを入れ、「おかしいじゃないか!」と強く言ってしまっても問題ない。
ちなみにディーラーの営業マンは日ごろからクレーム対応をしており、エンジン警告灯が点灯するケースについても十分に理解している。
そのためほぼ間違いなく改めて点検・修理などをしてもらうことができる。
とはいえ複数回もエンジン警告灯が点灯するのは、あまり気持ちのいいものではない。
その場合には間違いなく安心できる車への買い替え検討するのも一つの手として、筆者はオススメする。
そこで最後に、車買い替えをする場合にオススメのサービスを紹介しておこう。
車買い替えをするなら賢く安全な車を探せ
車買い替えをする場合、もうハズレの車を引き当てたくないだろう。
その場合には、最初から安心できると分かり切った車の購入をすることがオススメだ。
中古車を購入する理由は安いしコスパがいい、ただ何といってもすぐに壊れないかがとても心配なところだ。
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そこで筆者のオススメするのは「 ズバット車販売 」というサービスだ。
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またガリバーは充実の中古車保証に対応しているため、購入後も安心することができる。
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4.まとめ
以上、エンジン警告灯に関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。
- エンジン警告灯はエンジントラブルの際に点灯するが、基本的にほとんどのケースで「今すぐ車が動かなくなる」などの心配はない
- エンジン警告灯が点灯して、車が動かせない場合には加入している自動車保険のロードサービスを使うのも一つの手
- また再発頻発する場合には、販売店にクレームを入れてきちんと修理してもらわなければならないし、場合によっては買い替えするのもオススメ
- 仮に買い替えをするのであれば「ズバット車販売」を利用して、新しい車を探すと安心できる