コネクテッドカーとは?普及した時の5つの未来予想図をプロが解説
コネクテッドカー

一昔前では、車に自動ブレーキが搭載されることなど、思いもよらなかった。

それほどまでに自動車メーカーの技術革新は進んでおり、「自動ブレーキ程度の技術革新は当たり前」と言われるほどになっている。

そして今では、「コネクテッドカー」と呼ばれる、未来的なシステムを搭載する自動車の開発が盛んに行われており、話題性も高いといえる。

とはいえあなた自身、コネクテッドカーについて

 
  • そもそもどのようなシステムなのか分からない
  • コネクテッドカーに乗ると、利便性がどれだけ上がるのか知りたい
  • そもそも現状でコネクテッドカーは購入できるのか
  • コネクテッドカーが進化していくと、将来的にどうなるのか

など、気になることは山ほどあるのではないだろうか。

そこで今回は、元自動車ディーラーの営業マンである筆者が、コネクテッドカーがどのようなシステムを搭載している車なのか、分かりやすく説明していこう。

もはやバックトゥザフューチャーの世界が、現実のものとなる日が近いということが理解でき、さらに現代のコネクテッドカーについても理解できるのは間違いない。

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1.コネクテッドカーは「自動車のIT化」とともに実現するみらいの車

コネクテッドカーは、実は総務省でも注目されている車の未来的な形であり、下記のように定義されている。

コネクテッドカーとは、ICT端末としての機能を有する自動車のことであり、車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータをセンサーにより取得し、ネットワークを介して集積・分析することで、新たな価値を生み出すことが期待されている。具体的には、事故時に自動的に緊急通報を行うシステムや、走行実績に応じて保険料が変動するテレマティクス保険、盗難時に車両の位置を追跡するシステム等が実用化されつつある。

※引用元:総務省の平成27年版情報通信白書「コネクテッドカー」より

お役所特有の「かた~い文章」だが、要約すると

  • 車がスマホなどと同じ、インターネットデバイスとしての機能を持つ
  • その結果様々な連携が可能になるため、事故・保険・盗難などで情報共有され、より実用的になる

ということになる。

つまりザックリ説明すると「車がインターネットと深くつながって、便利な情報共有がたくさんされるようになる」ということだ。

そして今現在、具体的に期待される情報共有の内容は下記の3つになる。

  1. 緊急通報システム
  2. テレマティクス保険
  3. 盗難車両の追跡

難しそうな横文字の単語ばかりだが、それぞれ誰でも分かるように、簡単に説明していこう。

緊急通報システム

緊急通報システムとは、コネクテッドカーによって「事故が起きた」と検知した結果を、警察や消防へ緊急連絡をしてくれるシステムだ。

このシステムに関しては、実はすでに似たようなものが欧州を中心に義務化されており、エアバッグ飛び出しをセンサーで検知して、通報する仕組みとなっている。

この機能さえあれば、事故にあった場合に助かる確率がグッと上がるのは、簡単に予想できるだろう。

テレマティクス保険

テレマティクス保険とは、簡単に説明すると「車の走行状況などによって保険料が変動する自動車保険」のことである。

例えば、日本で最も有名なのが損保ジャパン日本興亜が提供する「ポータブル スマイリングロード」であり、概要を説明すると

  • 損保ジャパン日本興亜が提供するカーナビアプリ
  • アプリを起動して運転すると、「運転診断」をしてくれる
  • 診断結果にもとづいて、保険料が最大20%割引される

といった仕組みとなっているのだ。

つまり現状では「アプリによって診断し、保険料が変動する仕組み」が出来上がっていることになる。

ただこのシステムが進化してコネクテッドカーそのものに搭載されると、各保険会社がスマホアプリを活用せずとも運転状況をチェックすることができるため

  • リアルな運転診断と割引ができる
  • 安全運転をしている人ほど、自動車保険に安く加入できる

ということができる。

日本は自動車生産が非常に盛んであるため、テレマティクス保険が今よりも実用化されれば、維持費の面でラクになる人が増えるのは間違いないだろう。

盗難車両の追跡

コネクテッドカーは車両そのものがインターネット上でつながっているデバイスだと述べた。

そしてさらにGPS発信なども常時していれば、車両の盗難にあった場合でも簡単に追跡することができる。

日本では警察が認識しているだけでも年間1万台超が盗難にあっている現状があるため、このシステムが導入されることで損害は大幅に縮小するのは目に見えている。

また、将来的には盗難車の追跡だけではなく、車上荒らしなどもセンサーの活用によって即時警察や消防へ通報するシステムが導入される可能性もあるだろう。

以上、現在期待されているコネクテッドカー3つのシステムに関する説明だったが、利便性の向上はもちろん、「お金」「犯罪」という面でも、大きく役立つことは理解できただろう。

とはいえ現状では、上記のシステムはあくまで「理想」であるため、今すぐに活用するのは難しいだろう。

しかし現在、実はコネクテッドカーのシステムとして先行導入されているものがあるため、次章にて紹介していこう。

2.現在のコネクテッドカー2台巨頭

現在、実は下記2つのシステムが「コネクテッドカーの第1歩」として、世間に広く認知されている。

 
  1. AppleのCarPlay
  2. GoogleのAndroidAuto

それぞれ超有名企業が開発しているシステムであり、すでに導入されている車種もあるため、まさに「現代のコネクテッドカー」ということができるだろう。

各システムについては、以下に分けて特徴を説明していくのでご覧いただきたい。

AppleのCarPlay

「スマホと言えばApple社のiPhoneだ」と言われるほど、インターネットデバイスの開発で有名なAppleでは、実はCarPlayというコネクテッドカーのシステムが提供されている。

このシステムは、簡単に説明すると「カーナビ版iPhone」である。

というのもカーナビにシステムを導入すると、iPhoneと接続して

  • アプリによるカーナビゲーション
  • Siriによる音声呼び出しで、様々なアプリが使用可能

などの操作が可能になるのだ。

つまり車の運転をしながら「ストレスなくアプリが使えるため、便利さが向上する」といえる。

もちろんiPhoneを車載ホルダーに固定しても同じような使い方は可能だが、CarPlayを使えばより快適にドライブが可能になるといえるだろう。

GoogleのAndroidAuto

GoogleでもAppleのCarPlayと同じようなものとして、「AndroidAuto」というシステムを提供している。

こちらはiPhoneではなく、AndroidというOSを搭載しているスマホ(iPhone以外がほとんど該当する)と連携して、やはり「ドライブしながらより快適にアプリが使える」というシステムである。

以上のことからも分かる通り、AppleとGoogleが提供しているコネクテッドカーのシステムは、実は「似たり寄ったり」というのが現状なのだ。

そのため上記システムを活用したい場合、基本的には「自分が使っているスマホのOSに合わせる」というのが得策である。

また双方ともに、世界中の車で400モデル以上に対応している。

ちなみに日本車でも多くが該当するものの、実はSONYやPanasonicといった家電メーカーの車載オーディオ機器でも対応しているため、「どの車にも対応している」ということができる。

そのため限定的な車種のみ利用できるのではなく「対応オーディオさえ選択すれば、自分の車をコネクテッドカーにできる」と思っても、大きく間違っていないのだ。

とはいえ現状を考えると、「それならスマホホルダーにくっつけておけばいいのでは?」と思うのが正直なところだろう。

実際、筆者自身も緊急時の通報システムや盗難防止システムが完備されていないのであれば、実用性が「大幅に向上した」とは到底思えない。

そのため筆者としては、現状では「無理にシステムを導入してコネクテッドカー化しなくても良い」というのが本音である。

逆に、次章にも述べるように、「コネクテッドカーの未来」について考え、実現されるタイミングで導入させるのが賢いだろう。

3.コネクテッドカー普及した時の4つの未来予想

最後に、これからのコネクテッドカー予想を紹介しておこう。

車業界に身を置いていた筆者としては、下記に箇条書きしたイメージを持っている。

 
  • 目的地までたどり着く時間がより正確になる
  • 自動運転の実現がより現実的になる
  • 運転免許証が無くても車に乗ることができる
  • 日常的に車に乗りながら健康管理ができる
  • 「運転手」不足が解消される

コチラに関しても、それぞれ以下に分けて簡単に説明していこう。

予想1.目的地までたどり着く時間がより正確になる

コネクテッドカーが本格的になると、システム上で

  • 道路の混み具合
  • 安全に走行できる迂回路
  • 信号機や交差点情報

などが共有されるため、出発時から到着予定時刻をほとんど確実に把握することができる。

また到着したい時間を先に設定しておくと、渋滞予想などから車自体が逆算して、出発時刻を知らせてくれるシステムの導入も十分あり得る。

そのため自力で大まかな時間の計算をせず、時間いっぱいまで有効活用することができるようになるだろう。

予想2.自動運転の実現がより現実的になる

コネクテッドカーの仕組みとして、走行している別の車両の位置を把握するシステムが導入される可能性がある。

その場合、他車との距離感や道路システムとの連携によって、自動運転がより現実的になるのも遠い未来ではないだろう。

予想3.運転免許証が無くても車に乗ることができる

コネクテッドカーのテレマティクス保険だけではなく、周りの車と連携して位置情報などを共有し、車自体が制御することによって将来的に交通事故がほとんどなくなる可能性がある。

また自動運転の実現も手伝って、「車を運転するのに特別な資格はいらない」という状況となってもおかしくないだろう。

予想4.日常的に車に乗りながら健康管理ができる

例えば通勤で車に乗る人の場合、30分程度の乗車時間があることは珍しくない。

コネクテッドカーではその時間を有効活用し、車内にいながら毎日の健康診断や、医師との面談ができる日が来るかもしれない。

そうなれば交通事故の安全性が高まるだけではなく、さらに寿命が延びることとなるだろう。

予想5.「運転手」不足が解消される

現在、タクシーやトラック・バスなどの「運転手」と呼ばれる職業は、人員不足である。

しかし今後コネクテッドカーがより本格化し、情報共有がスムーズかつ正確に行われるようになれば

  • 今よりも正確な配車ができるようになる
  • 正確な配車ができ、人件費のコストが低くなる
  • 結果的に運賃の低下により、利用者が助かる

という現象が起きてもおかしくはなく、業者もお客様も双方がwin-winになるだろう。

4.まとめ

以上、コネクテッドカーに関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • コネクテッドカーは、車そのものが「インターネットデバイス」のような役割を持ち、様々な情報共有が簡単かつ正確にできる車を指している
  • 現代でも、欧州では緊急通報システムが導入されている
  • 今現在、コネクテッドカーのシステムとして有名なのは「AppleのCarPlay」と「GoogleのAndroidAuto」で、ともに世界中で400車種以上で使用可能
  • 今はまだコネクテッドカーとして未完成な部分が多いものの、将来的には安全管理だけではなく、日常生活~仕事のあらゆる分野で利便性が向上する