車検だけでは安心できない!中古車は「法廷整備あり」のものがオススメ

B!

中古車を購入するとき、よく「法定整備あり」のような表記を見かけるケースは多い。

例えば、下記は「 goo-net(グーネット) 」で見つけた法廷整備付きの中古車。

グーネットで見つけた法廷整備付きのムーヴの中古車

何となく法廷整備があると安心な感じはするがが、逆に別途必要となる費用などについて気になるだろう。

実際、あなた自身も下記のように中古車の法定整備について気になっているだろう。

  • そもそも法定整備と言われるけど、内容的にはどんな感じなのか
  • 「法定」と名が付くけど、実施しなかった場合はどんな罰則があるのか
  • 中古車で法定整備つきの個体は、プロから見てオススメできるのか
  • 法定整備に関係なく、安心できる中古車を購入するオススメ方法が知りたい

そこで今回は、元ディーラー営業マンとして中古車販売を担当してきた筆者が、中古車業界でよく使われる「法定整備」の意味と、安心できる中古車を探す方法について紹介していこう。

正直なところ、どちらかというと法定整備は車検よりも重要度が高いといえるため、必ず当ページの解説は最後までご覧になることをオススメする。

1.中古車の法定整備とは何か

まず中古車の法定整備について簡単に紹介しておくが、車検とは「まったく違うもの」ということができる。

というのも車検はあくまで「点検をしているだけ」なのだが、法定整備については「法律で定められた通りに点検・整備をすること」なのだ。

実際に道路運送車両法では下記の通りに定められている。

(定期点検整備)
第四十八条 自動車(小型特殊自動車を除く。以下この項、次条第一項及び第五十四条第四項において同じ。)の使用者は、次の各号に掲げる自動車について、それぞれ当該各号に掲げる期間ごとに、点検の時期及び自動車の種別、用途等に応じ国土交通省令で定める技術上の基準により自動車を点検しなければならない。

一 自動車運送事業の用に供する自動車及び車両総重量八トン以上の自家用自動車その他の国土交通省令で定める自家用自動車 三月
二 道路運送法第七十八条第二号に規定する自家用有償旅客運送の用に供する自家用自動車(国土交通省令で定めるものを除く。)、同法第八十条第一項の許可を受けて業として有償で貸し渡す自家用自動車その他の国土交通省令で定める自家用自動車(前号に掲げる自家用自動車を除く。) 六月
三 前二号に掲げる自動車以外の自動車 一年

引用元:電子政府の総合窓口e-Govの「道路運送車両法」より

ご覧の通り、一般的な自動車では1年に1度、法廷で定められた通りに点検・整備をする必要があるのだ。

しかし先に述べておくと、実は車検とは異なり「実施していなくても罰則がない」というのが現状である。

そのため「だったら余分な費用をかけて受けなくても良いのでは…」と思ってしまうかもしれないが、実はそう思ってしまうのはキケンである。

特に冒頭でも述べている通り、罰則はないが車検よりも重要度は高いといえる。

そこでなぜ法定整備がこれほどまでに重要なのか、下記に紹介していこう。

車検を受けていても、法定整備がなければ安心できない

車検はあくまで「現状で公道を安全に走行できるかチェックする」というだけのものである。

そのためチェックして基準ギリギリでも問題が無ければ、結果的に通過してしまうのだ。

つまり通過していたとしても、その後何が起こるか分からないということができる。

一方、法定整備では実際にチェックと整備を実施していくため、ギリギリの状態だと「修理or交換しましょう」という流れのもと、確実にトラブルシューティングしてもらえる。

そのため車検を受けているということよりも、法定整備を受けている方が安心感としてはレベルが高いのだ。

ただ、実は多くの人が知らないのだが「車検時にも法定整備は実施されている」という現状もある。

なぜなら法定整備には2種類あるのだが、必ずどちらかを実施するタイミングが車検時期と合致してしまうからだ。

その点を踏まえて、次章にて法定整備の種類を紹介していこう。

2.中古車の法定整備には2種類ある

法定整備の種類は、下記に挙げた2種類になる。

法定整備は2種類ある
  1. 12ヶ月点検
  2. 24ヶ月点検

つまり1年に1度実施する作業ではあるが、毎年どちらか一方の内容で実施することになる。

そのため新車で購入した車を想定すると、通常の車検のスパンが3年目・5年目・7年目…となるため、結果的に12ヶ月点検が同時に実施されることになる。

とはいえ気になるのは、その内容だろう。

以下に分けて初心者でも分かりやすいように簡単に説明しておこう。

法定整備1. 12ヶ月点検

12ヶ月点検は道路運送車両法によって定められている作業で、点検項目としては下記に挙げた7つの大分類に分けられる。

12ヶ月点検の分類7種類
  1. エンジン関連
  2. 電装系
  3. ブレーキ関連
  4. ハンドル回り
  5. 動力部分(クラッチなど)
  6. ブレーキ以外の足回り
  7. 排ガス関連

そしてこれらを詳細に分けた26項目で点検し、整備を実施していくことになる。

基本的には「緩みがないかチェックし、無くても締め直しをする」など、一度は絶対に触れて点検するため、安心して走行し続けることができると思っても大丈夫である。

法定整備2. 24ヶ月点検

一方、24ヶ月点検に関しては、自動車点検基準(国土交通省令)というもので定められており、12ヶ月点検と比較すると「より細かい内容」ということができる。

というのも分類だけでも、下記に挙げた10種類になるからである。

24ヶ月点検の分類10種類
  1. かじ取り装置(ハンドル回り)
  2. 制動装置(ブレーキ回り)
  3. 走行装置(タイヤ、足回り)
  4. 緩衝装置(ショック、アブソーバー類)
  5. 動力伝達装置(クラッチなど)
  6. 電気装置
  7. 原動機(エンジン回り)
  8. 煤煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の飛散防止装置
  9. エグゾーストパイプおよびマフラー
  10. 車枠および車体

またこれらをさらに細かく分けると、なんと56項目もの点検・作業項目となるため、12ヶ月点検よりもさらに安心できるのだ。

そのためイメージとしては新車購入から考えて、

新車購入からみる法定整備のタイミング
  1. 奇数年…車検+12ヶ月点検による安心感がある
  2. 偶数年…24ヶ月点検による安心感がある

と覚えておこう。

とはいえ法定整備がこれほどまでに重要であることは理解できたとしても、実際にかかる費用が気になるのではないだろうか。

筆者としては費用が高くなったとしても法定整備付きの中古車を購入すべきだと断言しているため、次章では法定整備にかかる費用を紹介しておこう。

3.中古車購入時にはお金がかかっても法定整備付きの車両を探すべき

車検でかかる費用のイメージを持っているだろうか。

車種にもよるが、一般的には5~15万円前後の費用がかかるケースが多い。

そのため法定整備にも同じような費用がかかってしまうと、不安で仕方がないだろう。

しかし先に結論を述べておくが、実は法定整備では部品や工賃込みで2~3万円あれば完了してしまうケースが多い

というのも車検では重量税や自賠責保険料などが非常に高いケースが多く、点検だけで見ると意外と安いのだ。

そのため車検ほどお金もかからず、意外と支払いが可能な程度の金額で収まると思っても良い。

そして中古車購入をする際には、確実に法定整備が実施されている中古車を探す必要があるのだが、探し方をご存じだろうか。

実はかなり簡単に法定整備付きの中古車を探す方法があるので、下記に紹介しておこう。

法定整備付きの中古車を探すならネットを活用するのがラク

あなたも中古車探しをするときに利用したかもしれないが、現代ではインターネット上で「中古車検索サービス」が提供されている。

そんなサービスの中で大手とも呼べるのが下記に挙げた2つである。

中古車検索サービスの大手2社
  1. グーネット
  2. カーセンサー

どちらのサービス名も一度や二度だけでなく、何度も聞いたことがあるだろう。

そこで筆者がよく使うグーネットで、実際に法定整備付きの中古車を探してみたので、下記に順にお見せしよう。

1.メーカーと車種の選択

メーカーから検索

出典元:グーネットより

車種を選ぶ

出典元:グーネットより

地域を選択

出典元:グーネットより

3.詳細条件から「法定整備付き」にチェックを入れる

法廷整備付にチェックを入れる

出典元:グーネットより

今ご覧いただいた通り、たった3ステップで法定整備付きの中古車を探すことが可能である。

とはいえ正直なところ普通の中古車販売店なら、依頼すればサクッと法定整備を実施してくれるため、法定整備付きでない場合でも依頼してしまえば良いということもできる。

ただ、どちらにしても探す・依頼する・商談する・交渉するというのは、かなり面倒くさいことには変わりない。

特に予算は決まっているため、予算内で法定整備付きの安心できる中古車を探すというのはネットを活用したとしても、どうしても面倒くさくなってしまう。

そこで筆者がオススメするのは「最初から安心感バツグンの中古車を、低予算で購入する」ということである。

次章にて詳しく解説していくが、かなりオススメの方法であるため、ぜひご覧になって実践することをオススメする。

4.自力で探すのが面倒くさい場合は「大手中古車販売店」から購入すればOK

安心感を求めるのであれば、最初から大手中古車販売店に依頼してしまうのがオススメである。

というのも法定整備が確実に受けられるのは当たり前の話で、さらに長期の保証付きであることも普通だからだ。

例えば中古車販売の最大手であるガリバーの場合、なんと最長で10年もの保証が付けられ、さらに法定整備付きで中古車販売をしている。

そのため安心感としてはバツグンなのは間違いないだろう。

また気になる予算についても、大手中古車販売店なら在庫車数が豊富であるため、なんとかして予算に合致する優良個体を引き当ててくれるのだ。

その結果として、予算内で安心できる中古車を購入することは、大手販売店なら可能である。

とはいえ大手中古車販売店のイメージとして、なんとなく「営業がしつこい」というイメージを抱えていないだろうか。

そのため気軽に中古車探しができない気がするだろう。

そこで筆者がオススメするのが、中古車提案サービスというものである。

詳細は下記にしていくが、余分で迷惑な営業なしに、ガリバーの安心できる中古車をじっくり探してもらうことができるサービスであるため、使い勝手バツグン&気軽に利用できるのだ。

そのためぜひ下記の説明をご覧になって、利用してほしい。

中古車提案サービスとはどのようなものか

中古車を購入する理由は安いしコスパがいい、ただ何といってもすぐに壊れないかがとても心配なところだ。

「故障がない優良な中古車を探したい・・・」

そこで筆者のオススメするのは「 ズバット車販売 」というサービスだ。

ズバット車販売
https://www.zba.jp/car-hanbai/

上記のサービスは中古車販売の最大手であるガリバーが、全国にある数千台以上もの在庫車(非公開車両含む)の中から、あなたが希望する

  • 予算
  • 車種
  • 年式
に合致した中古車を、あなたの代わりに探してくれるサービスである。

そのため確実に予算内で希望車種を見つけることができる。

またガリバーは充実の中古車保証に対応しているため、購入後も安心することができる。

申し込み自体も1分あればできるため、誰もが最短時間で最良の中古車が見つけられるだろう。

中古車提案サービス公式サイト

5.まとめ

以上、中古車の法定整備に関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • そもそも法定整備はしていなくても罰則はないが、車検よりも重要度が高いため確実に実施すべきということができる
  • そのため中古車購入時には法定整備付きの車両を購入するor法定整備を別途依頼するのが重要
  • ただし法定整備付きの車を探したり、別途依頼した上で交渉などを重ねるのは面倒くさいため、筆者としては「中古車提案サービス」を使って、最初から安心な中古車を予算内で探すのがオススメ
最新の記事はこちらから