そのためあなた自身も、今から車の購入をしていくにあたり「結局のところ、新車か中古車かどちらが良いのだろうか…」と頭を悩ませているだろう。
そこで今回は自動車ディーラーで新車および中古車販売の営業マンとして勤務している筆者が、プロとして
- 新車がオススメの人
- 中古車がオススメの人
について分かりやすく解説していこう。
仮に新車がオススメの人が中古車を購入する、もしくはその逆の場合には「心理的・金銭的に損してしまう」という可能性が極めて高いため、きちんと最後まで読み進めることをオススメする。
先に迷った時の判断チェック表を作っているので、先に見せよう。
判断する項目 | ①~④点で採点 | 点数 |
---|---|---|
オプション | ①選びたい | |
②少しは選びたい | ||
③ちょっとでも付いていれば大丈夫 | ||
④どうでもいい | ||
他人の使用感 | ①気になる | |
②少しは気になる | ||
③あまり気にならない | ||
④全く気にならない | ||
価格 | ①高くても欲しいものなら気にしない | |
②高いのは気になるが買ってしまいたい | ||
③手に入れたいが価格は抑えたい | ||
④安いに越したことはない | ||
所有する車の 買い替えサイクル | ①10年以上は乗りたい(乗りつぶす) | |
②7年(3回目の車検)で買い替えたい | ||
③3~5年(1,2回目の車検)で買い替えたい | ||
④2~3年(初回車検)で買い替えたい |
点数の合計点が、
- 4~6点…絶対に新車がオススメ
- 7~9点…どちらかというと新車がオススメ
- 10~12点…どちらかというと中古車がオススメ
- 12~16点…絶対に中古車がオススメ
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1.新車と中古車のメリット・デメリット
まず新車か中古車か、あなたにとってどちらがオススメなのか説明する前に、それぞれのメリットとデメリットについてきちんと理解しておく必要がある。
そこで早速、下記に新車と中古車のメリット・デメリットについて図解しておくのでご覧いただきたい。
これらのメリット・デメリットを踏まえて、以下に新車の場合と中古車の場合を分けて解説していこう。
新車のメリット
新車のメリットについて、先に説明していこう。
メリットの最初に挙げたのは「気持ちがいい」ということだったが、正直なところ新車はこれに尽きるといえる。
というのも新車で購入した車は「自分だけの物」という特別感が強く、ほとんどの人が満足するからだ。
それは「自分だけの仕様」にも通じる部分があり、実際に新車を購入するとすべてが「あなただけの○○」ということになる。
また将来的に車を売却するときは、同じだけの年数を乗った中古車よりも高く売れる。
専門用語でリセールバリューというが、新車は高いのだ。
これは車査定が初度登録によって買減点している部分があるため、単純に「年数が新しい方が高く売れる」という原理が働くからだ。
そして新車で購入した車の場合には、車種にもよるが「一般的な乗用車であればエコカー減税が受けられる」という大きな特典もある。
これは
- 自動車取得税(購入で必要になる税金)…最大「免税」として税金不要
- 自動車重量税(購入時、登録するのに必要な税金)…最大「免税」として税金不要
- 自動車税(毎年必要な税金)…購入の翌年分が、最大「おおむね75%減税」
となっており、例えば「トヨタ アクア」の場合には下記のキャプチャ画像のように、なんと合計約10万円(2024年11月現在)も優遇されるのだ。
※出典:トヨタの公式ホームページ「アクア エコカー対象グレード」よりこのことからも分かるように、税金面での優遇も非常に大きな魅力といえる。
新車のデメリット
一方デメリットについては「高い」ということが一番に挙げられる。
新車は価値がMAXの状態であるため仕方ないことなのだが、どうしても中古車よりも金額が高くなってしまう。
また人気車種の場合には、そもそも値引きすら全くしてくれないことも珍しくなく、「1,000円単位の端数切り」ということも多いため、お得感は薄れてしまう。
さらに購入時にMAXの価値があったとしても、車両があなたのものになった時には価値が大きく下がってしまう。
なぜなら事実上「誰かが購入し、使った」という判断をされてしまうからだ。
そのため新車で購入した直後には1割から多くて3割前後、価値が減少してしまうと覚えておいてほしい。
中古車のメリット
中古車のメリットとデメリットについても、簡単に以下に説明していく。
まずメリットだが、なんといっても「安い」という部分は魅力的だろう。
これは新車直後から下落している価値を原価として、中古車販売店などが「多少の利益」を載せて販売しているからで、実際の利益額は10万~15万円程度ということも珍しくない。
そのため中古車はリーズナブルに購入することができるのだ。
また新車と比較すると、そもそも誰かの所有物となっていたため、「購入後の価値の下落は緩やか」ということができる。
つまり購入してからの資産価値の減少は、新車と比較して少ないのだ。
そしてさらにいうと中古車は一点物であるため、そもそも一期一会的な部分があり「オプションなどを選ばなくても大丈夫」ということができる。
正直なところ車のオプション選びなどは非常に頭を悩ませる部分といえるため、その点が簡略化できるというのは大きなメリットである。
中古車のデメリット
デメリットとしては「誰かが使った後の車であるため、あまり気持ちが良くない」ということが一番に挙げられる。
特に古い車両の場合には、内装のキズやシートの擦れなどから使用感を感じることがあり、それはあなた自身の不快感にもつながってしまうのだ。
また最初から一点物として値付けされているため、新車よりも値引き交渉の幅は狭くなってしまう。
さらに自分が望む仕様を探すには時間がかかる場合があり、こだわりが強すぎる場合には半年以上も探さなければならない可能性もあるのだ。
そして中古車というよりも「中古車販売店」という点について「店舗独自のローンは金利が高い」というデメリットもある。
というのも中古車販売店では、新車を販売している正規ディーラーよりも「資金力が乏しい」といいうことがほとんどであるため、その結果として金利が高くなってしまうのだ。
とはいえこの点について筆者としては「ローンを活用する場合は銀行ローンで組めば、低い金利でリスクも少ない」といえるため、銀行ローンの活用をオススメする。
以上が新車および中古車のメリット・デメリットに関する説明だったが、大方把握できただろう。
把握できたところで、早速筆者からどちらがオススメなのか解説していくので、次章をご覧いただきたい。
2.結局のところオススメは新車なのか中古車なのか
メリット・デメリットを見る限りでは、正直なところ「人それぞれ」というのが本音である。
というのもどちらもメリットの裏返しがデメリットとなり、逆もまた然りだからだ。
とはいえそれでは困るかと思うので、きちんと以下に
- 新車の方がオススメの人
- 中古車の方がオススメの人
に分けて説明していく。
新車の方がオススメな人の条件
新車の方がオススメの人の条件は、下記に箇条書きした通りである。
- 他人の使用感は決して感じたくない
- 自分だけの仕様にこだわりたい
- 車両価格が高くても気にならない
それぞれ以下に分けて説明していこう。
他人の使用感は決して感じたくない
他人の使用感を感じたくない場合は、正直なところ新車しかありえない。というのも「未使用車(新古車)」や「試乗車落ち」と言われる、比較的使用感が少ない車であっても、だれかが何回も乗っているため、若干の使用感を感じてしまうことになる。
そのため使用感を全く感じたくないのであれば、新車以外の選択肢がなくなってしまうのだ。
とはいえよほどの潔癖症の方でなければ新古車や試乗車落ちの車に使用感を感じ、気にすることはあまりない。
そのため気にならないのであれば非常に価格が安くなる新古車などの購入を断然オススメする。
自分だけの仕様にこだわりたい
自分だけの仕様も、基本的に新車でしか手に入らないと思っても間違いない。もちろん一般的によく売られている仕様であれば中古車でも見つけることは簡単なのだが、例えば
- 不人気色(グリーン系、ピンク系など)
- 高額オプション(50万円以上のカーナビ、レザーシート、エアロパーツなど)
を求めている場合には、中古車でドンピシャの個体を見つけるのには非常に時間がかかる。
そのためあまりにもこだわりが強い場合には、新車で購入する必要があるといえる。
逆にそれほど強いこだわりがなく、フワッと
- カーナビが付いていれば大丈夫
- ETCがついていれば大丈夫
という程度のこだわりであれば、中古車でも簡単に見つけられるので、価格が抑えられる中古車の方がオススメといえる。
車両価格が高くても気にならない
何度も言うが新車は車両価格が高くなる。
その点が気になり、ネックであれば新車は最初からオススメすることができない。
逆に車両価格が高かったとしても、気にせずに一括払いやローン支払いが可能である場合には、新車でも大丈夫といえる。
以上が新車の方がオススメといえる人の条件だったが、まとめると「細かい部分が気になり、支払に余裕のある人」には新車がオススメということになる。
そして中古車の方がオススメの人に関しては、次に説明していこう。
中古車の方がオススメな人の条件
中古車の方がオススメな人の条件は、下記に箇条書きした通りである。
- とにかく車両価格が安い方が良い
- 他人の使用感はあまり気にせず、乗れれば大丈夫という
- 2~3年程度で車を乗り換えたい
コチラに関しても、以下に分けて説明していく。
とにかく車両価格が安い方が良い
新車と比べて中古車は車両価格が確実に安くなる。そのため「安い方が良い」という場合には、必ず中古車で購入することがオススメだ。
他人の使用感はあまり気にせず、乗れれば大丈夫という
新車の場合と逆になるが、いい意味で鈍感であれば「他人の使用感は気にならない」といえる。
また仕様に関しても、ザックリとしたイメージだけで「ある程度希望が叶えば大丈夫」という場合には、中古車で購入しても問題なく、安く購入できるためオススメできる。
2~3年程度で車を乗り換えたい
中古車は購入価格が安く、さらに購入直後の価値の下落も緩やかである。
言い換えると「安く購入できて高く売れるため、次の車への投入資金が少ない」ということができるのだ。
そのため人生で数多くの車に乗りたい人、つまり購入から数年以内に車を乗り換えたいと考えている人には中古車の方がオススメである。
中古車の方がオススメの人については以上で説明を終了するが、ご覧になると分かるように「安い」「気にならない」という条件に合致すれば、基本的にオススメできる。
しかし上記の説明をご覧になっても、まだ新車か中古車か悩んでしまう人もいるだろう。
そこで筆者としてのオススメを述べておくが、「中古車の方が良い」という結論に至っている。
もちろん筆者自身が中古車でも十分に満足できる人間であることはもちろんなのだが、実際にお客様を接客していても「こだわりが極端に強い人はごく少数」であると感じている。
とはいえあなた自身がどちらであるか明確に判断するために、下記に「どちらがオススメなのか分かる点数表」を作成したのでご覧いただきたい。
【迷った時に】新車か中古車かを判断するチェック表
判断する項目 | ①~④点で採点 | 点数 |
---|---|---|
オプション | ①選びたい | |
②少しは選びたい | ||
③ちょっとでも付いていれば大丈夫 | ||
④どうでもいい | ||
他人の使用感 | ①気になる | |
②少しは気になる | ||
③あまり気にならない | ||
④全く気にならない | ||
価格 | ①高くても欲しいものなら気にしない | |
②高いのは気になるが買ってしまいたい | ||
③手に入れたいが価格は抑えたい | ||
④安いに越したことはない | ||
所有する車の 買い替えサイクル | ①10年以上は乗りたい(乗りつぶす) | |
②7年(3回目の車検)で買い替えたい | ||
③3~5年(1,2回目の車検)で買い替えたい | ||
④2~3年(初回車検)で買い替えたい |
点数の合計点が、
- 4~6点…絶対に新車がオススメ
- 7~9点…どちらかというと新車がオススメ
- 10~12点…どちらかというと中古車がオススメ
- 12~16点…絶対に中古車がオススメ
この表の項目に当てはまるものを選択し、点数を右に記入していく。
そして合計得点によって、大まかに「あなたは新車か中古車か、どちらがオススメなのか」を知ることができる指標になる。
そのためぜひ利用して、自分自身の迷いを打ち消してほしい。
また次章にて紹介する方法では「「新車同然の新古車や試乗車落ち」を簡単に見つけることができる。
早速、次章ではその方法を説明していくのでご覧いただきたい。
3.新車同然の安い車が見つけられる賢い方法
新車同然の中古車を見つけるには、新古車や試乗車落ちの仕入れに強い業者を見つけなければならない。
しかしそのような業者は数が多いとは言えないため、難しいのが現状だろう。
とはいえ安心してほしい。
実はこれから紹介するサービスに問い合わせれば、新古車や試乗車落ちといった車を紹介してもらうことが可能だからだ。
そのサービスとは「 ズバット車販売 」というものである。
問い合わせのために
- 車種
- 年式
- 予算
- 個人情報(提案のために必要な氏名やメールアドレスなど)
を入力するだけで、あなたが求めている個体をピックアップして、提案してくれるのだ。
さらには、備考欄があるので、ここに下記のように入力することで新車とほぼ変わらない非公開車両を紹介してもらえる。
つまり「できる限り新車に近い方が良い」という要望を付け加えると、新古車などを紹介してくれるというわけだ。
また仮にほしい車などが決まっていない場合でも、大体の情報さえ知らせておけば、あなたの状況にマッチした車を提案してくれる。
そのためぜひ、一度簡単な問い合わせをして中古車の紹介をしてもらうと良いだろう。
4.まとめ
以上、新車か中古車か、どちらがオススメなのか説明してきたが、最後に当ページの内容をまとめておこう。
- 新車および中古車のメリット・デメリットは3つずつあるが、基本的には「予算感」や「気になる部分」で分けて考えると分かりやすい
- 新車がオススメな人は「使用感や自分仕様にこだわり、予算的に大丈夫な人」
- 中古車がオススメな人は「ザックリとしたこだわりだけで、できる限り安くしたい人」
- このような条件に合わせて中古車を探す場合には「 ズバット車販売 」がオススメ