車下取りは「ガソリン0」でOK!下取り前の2つの調整方法

車下取りをする上で、少しだけ気になる問題がある。

それは「ガソリンはどの程度残しておけばいいのだろうか」ということではないだろうか。

筆者は自動車ディーラーの営業マンとして中古車査定士をしているのだが、多くのお客様から査定時に聞かれるポイントである。

一般の人からすると気になるポイントなのだろう。

そこで先に結論を述べておくと、ガソリン自体は「0」でも大丈夫だ。

そのため安心しても良いのだが、単純に

 
  • 下取り前にガソリンを調整してもあまり意味がない
  • もっとお得になるなら、効率的に効果の高い方法を考えるべき

というのが本音であるため、実はガソリン代にばかり目を向ける必要はないのだ。

しかし現実的に考えてガソリン代はバカにならない金額であるケースが多いため、当ページでは

 
  • 車下取り前のガソリン調整をする方法
  • ガソリン調整をすることによってどの程度お得になるのか
  • ガソリン代に目を向けずに最もお得になる方法

について詳しく解説していこう。

確実にガソリン代以上のお得を手に入れたいのであれば、ぜひ最後までご覧になることをオススメする。

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ディーラーや買取店は、ただただあなたから買い取った車を横流しして利益を上げているだけなのだ。

つまり彼らの利益を最小限に減らすことができれば、あなたは最高額で売れることができる。

ではどうすればいいのか?答えは「買取店同士を競わせる」こと。
ただ、正直、1社1社買取店を回っていたら面倒だと思うだろう。

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1.車下取りをするときのガソリンは0でも大丈夫

まず冒頭でも述べているように、車下取りを依頼するときにガソリンは「0」でも何ら問題ない。

なぜなら車下取りをするときのガソリンに関しては、基本的にどのディーラーも中古車販売店も「特に規定がない」というのが正直なところなのだ。

そのため「0」の状態でも構わないし、特に査定額が低くなる要因とはならないので安心してほしい。

ただし下取り車両であるあなたの車を「引き取りに来てもらう」という場合には、最低限「ディーラーまで走行できる程度」、つまり最低限のガソリンは残しておくのがマナーだ。

そのため車下取りの際のガソリンで最もお得になるには、下取りで引き取られる直前に「ギリギリ0に近い状態にしておく」というのが正解である。

ちなみにギリギリの状態とは、メーター内のガソリンチェックランプが点灯した状態で、点灯後20~30㎞程度走行した場合のことを言う。

というのも車種によって点灯するタイミングは異なるのだが、基本的には「残り走行できる距離が50㎞程度」というケースが圧倒的に多いからだ。

そのためガソリンのチェックランプが点灯してから、おおよそ20~30㎞程度走行した状態で引き渡せば「ギリギリでの引き渡しができた」ということになる。

ちなみに限りなく0に近くすることに挑戦しても構わないが、0になってしまうとレッカー業者などを呼ばなければならなくなり、結果的に費用面で損しやすいので20~30㎞という単位は守ることをオススメする。

2.車下取り前にガソリン調整をするためのポイント2つ

車下取りの前にガソリン調整をするには、下記2つのポイントを守っておくとより確実だ。

 
  1. 月々の走行距離を逆算する
  2. 下取り前はガソリンを「少しずつ」補充する

それぞれ以下に分けて説明していこう。

ポイント1.月々の走行距離を逆算する

月々の走行距離を逆算することは、ガソリンの調整をすることに大きくつながる。

というのも走行距離さえ分かれば、ある程度ガソリンを入れる頻度や量について理解することができるからだ。

そのため車下取りをする1~2カ月程度前から、月々の走行距離とガソリンを入れた量を「毎回の給油の度」にメモしておくことをオススメする。

そうすることで走行距離だけではなく、平均燃費も計算できるため「逆算しやすい環境ができる」ということができる。

ちなみに燃費の計算方法は「給油したガソリンの量÷走行距離」であり、「〇㎞/L」とあらわすことができ、1Lあたりの平均走行可能距離を把握することが可能になる。

ポイント2.下取り前はガソリンを「少しずつ」補充する

前述の方法で平均燃費さえ調べることができれば、

  • ガソリンのチェックランプ点灯
  • 点灯後20~30㎞走行する
  • ギリギリまで走行後、1~2Lだけガソリンを入れて走行

とするだけでギリギリの状態を車下取り直前まで維持することが可能になる。

また1~2Lにこだわる必要はないが、例えば平均燃費が10.0㎞/Lで毎日10㎞走行する場合には「1日1回1Lのガソリンを入れる」と覚えておくと分かりやすいだろう。

以上のポイントさえ守っておけば、間違いなくガソリンをギリギリの状態に保つことができ、結果的に下取り時に「無駄なガソリンを渡す」ということを防げる。

これによりガソリン代を節約することにつながるのだが、一体どの程度の金額がお得になるのか、次章では説明していこう。

3.下取り前のガソリン調整でお得になるのは「たった1万円」

下取り前のガソリン調整をする場合、満タンで引き渡す場合と「限りなく0に近い状態」で引き渡す場合で比較すると、実は下記の一覧表のような差額が生まれることになる。

燃料の種類平均単価(円)/L満タン給油時の量(L)
405060
レギュラー156.8627278409408
ハイオク167.76708838510062
軽油135.0540067508100
※参考:gogo.gsの2024年11月現在の平均価格より

車種によってガソリンタンクの大きさに違いはあるため一概にはいえないが、一般的な乗用車であればおよそ40~60L程度であるのが普通である。

そこで40~60Lで、各燃料で満タン給油した場合の金額をまとめると「最大で1万円程度」ということになる。

つまり、ギリギリのギリギリまでガソリンを0に近くした状態と、満タン状態で引き渡した時を比較すると、ギリギリで引き渡したとしても最大で1万円程度しかお得にならないのだ。

この金額を大きいと取るか小さいと取るかは人それぞれなのだが、正直なところプロから見ると「かなり小さいし、むしろ損」というのが結論である。

というのも限りなく0に近い状態にするためにギリギリを繰り返すためには、先程述べたような方法で「頻繁に少額の給油を繰り返す」ということになる。

つまり非常に手間がかかるのだ。

そのためコスパとしてはあまり優秀ではなく、時間当たりのコストを計算してみると「アルバイトをした方がお得」という結果になりかねない。

そのため冒頭でも述べているように、「お得になるなら効果の高い売却方法を考えるべき」ということができる。

そしてその方法とは、単純で「確実に最高額で車を売却してしまう」ということだ。

というのもコスパが悪い中で1万円しかお得にならないのであれば、筆者としては効率的に最高額で売却して、数十万円単位でお得になる方が賢いといえるのだ。

もちろん不安があるかもしれないが、次章にて最高額で車を売る方法について詳しく説明していくので、安心してほしい。

4.ガソリン調整ではなく「最高額で売る」ということが最もお得になる

本章では下取り予定の車を最高額で売る方法について説明していくが、早速下記にその方法を箇条書きしておいたのでご覧いただきたい。

 
  • ディーラーの「下取り」ではなく、買取専門店の「買取」を選択する
  • 買取専門店を3~5社競合させる

一見すると単純なようで難しく感じるかもしれない。しかし断言しよう。

絶対に簡単なので、確実に上記2点だけは実施しておくべきである。

そして下記にそれぞれを分けて説明していくので、きちんとご覧になって実践することをオススメする。

ディーラーの「下取り」ではなく、買取専門店の「買取」を選択する

あなたは今、ディーラーによる「下取り」を検討しているかもしれないが、それは避けておいた方が良い。

というのも筆者が勤務しているような一般的なディーラーは、主な業務が「新車の販売」であり、販売店のライセンス契約とともにメーカーからノルマ化されている。

つまりディーラーとしては新車販売で利益を上げなければならず、新車販売にばかり力を入れている状態なのだ。

一方、買取専門店としては仕入れた車を中古車として再販しなければ利益確保ができないため、販売する在庫車をどんどん確保したいと思っている。

そのためディーラーと比較すると買取専門店の方が買取への意識が高く、結果的に提示される査定額も大幅に高いケースがあるのだ。

そして実際に筆者自身、ディーラーの営業マンとして何度も経験してるが「買取専門店と比較されると数十万円単位の差額が出て負ける」というケースが8~9割ある。

つまりディーラーに下取りとして出すよりも、買取専門店に最初から依頼したほうが高くなりやすいということになるのだ。

買取専門店を3~5社競合させる

買取専門店に依頼するということは理解できたかもしれないが、ここでもう少し踏み込んで「競合させる」ことで、最高額を引き出すことができる。

というのも前述したように買取専門店は「在庫車をどんどん確保していきたい」と思っているのだが、それはどの買取専門店でも同様なのだ。

その理由は単純で、昨今の中古車人気の影響から在庫車不足に陥っており、結果的に多くの買取専門店が「売る車が無くなって利益が上げられない」という状況になっているからである。

そのため3~5社程度の買取専門店に対して買取査定依頼をすると、各社ともに「絶対に獲得したい」との想いから徐々に査定額が上昇していき、最終的には相場の上限値付近の価格=最高額で車買取をしてもらえるのだ。

以上の説明から、買取店に依頼して、さらに複数社で競合させれば最高額が引き出せるため、「ガソリンを気にするよりも圧倒的にお得になる」という理由は十分理解できただろう。

とはいえ買取店を複数社探すのも、各社を競合させていくのもかなりの手間がかかりそうなイメージを持ってしまわないだろうか。

その点については安心してほしい。

というのも、複数の買取専門店を探して競合させていくのであれば、「車一括査定」というサービスを利用するだけで、間違いなく簡単に最高額を引き出すことができるのだ。

サービスの詳細は次にしていくので、ご覧いただいてぜひ利用することをオススメする。

5.車一括査定とはどのようなサービスなのか

車一括査定とは「複数の買取店」に同時依頼できるサービス

 車一括査定とはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携しているいくつもの車買取店に一括して車査定の依頼をすることができるサービス
車一括査定を使わない場合、使う場合
車一括査定を使わない場合、使う場合

そして名前からもおおよその内容は推測できるだろうが、サービスと提携している何百~何千社もの車買取店の中から、あなたの地域に対応している複数の車買取店に車査定を一括して依頼できるのだ。

またサービスと提携しているほとんどの車買取店は、無料の出張査定サービスに対応しているため、あなたは自宅にいながら一気に複数社を競合させられる。

そのため「一度の申し込みをするだけで、最高額が得られる方法」ということができるのだ。

申し込み方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、総走行距離など)
  • あなた自身に関する情報(出張査定先の住所や氏名など)

を入力するだけであるため、1~3分程度の時間があれば申し込みを完了させられる。

以上のことから車一括査定を利用することで、へこみのあるあなたの車は「最短時間で最高額を得ることができる」ということになるのだ。

申し込みは非常に簡単で、誰でもササっとできる。

そのためぜひ一度利用して、満足のいく価格提示を受けてほしい。

とはいえひとつだけ問題もある。

それは「車一括査定のサイトはいくつもあるため、どこがオススメなのか分からない」ということだ。

そこで最後に、当サイトで紹介している車一括査定サイトの中から、オススメなものを紹介しておこう。

車一括査定を徹底比較

車一括査定をオススメしたのはいいが、じつは買取店ほどではないにしても、いくつかのサイトが存在する。

主要な車一括査定6つをまず見てほしい。

下記にそれぞれの車一括査定を比較した一覧表を載せておく。

車一括査定の比較表
車一括査定の比較表

それぞれの比較一覧表をご覧になると、例えば

  • カーセンサーの提携業者数は圧倒的に多い
  • 楽天オートは楽天ポイントがもらえる
  • ユーカーパックは買取業者からの電話がない、申込み直後に買取相場を知ることができる
  • ズバット車買取は申し込み直後に買取相場を知ることができる
  • カービューは車一括査定を最初に始めた運営サイトで歴史が長い
  • ナビクル車査定は買取業者を厳選している

という特徴に気付くことができるだろう。

実際にこれらの特徴はすべて各車一括査定の「強み」といえる部分だ。

といえば、これらの特徴をご覧になるだけでは、本当にオススメの車一括査定がどれなのか分からないはずだ。

そこで筆者が車査定のプロとして最もオススメできる車一括査定TOP3を紹介する。

車一括査定のオススメは「カーセンサー」

カーセンサー
カーセンサー
http://www.carsensor.net/

最もオススメの車一括査定はタイトルの通り「 カーセンサー 」と結論付けている。

なぜなら「1,000件を超える圧倒的な業者と提携しているため、最も自分に合った買取業者を探しやすく最もお得になる可能性が高い」といえるからだ。

カーセンサー

依頼でポイントがもらえる「楽天オート」

楽天オート
楽天オート
https://auto.rakuten.co.jp/

楽天オート の車一括査定は、「ポイントがもらえる」という特徴が大きい。

そして得られるポイントは

  • 申し込みをして5ポイント
  • 申し込み後に制約をしたら1,500ポイント

であり、ハードルがとても低い。

提携している買取業者数はカーセンサーと比較して見劣りする。

買取業者からの電話なし「ユーカーパック」

ユーカーパック
ユーカーパック
https://ucarpac.com/

ユーカーパック は他の車一括査定とは少し色が異なる。

ユーカーパックの特徴は、車一括査定のように買取店からの電話ではなく、ユーカーパックからのみしか掛かってこない。

この車買取店から一斉に電話がかかってこない点が評価することができる。

さらには、5,000社以上もの車買取業者と提携してのも評価ポイントだ。

ただし、前述したカーセンサーと比較すると、提携している業者の多くが「大手買取業者ではない」という欠点がある

ユーカーパック

以上、筆者がオススメする車一括査定に関しての解説を終了する。

ご覧になると「いくつもある車一括査定にはそれぞれ特徴があり、ポイントを抑えておくことで確実に金銭的にも、精神的にもお得になることができる」ということが分かったかと思う。

そして再度結論を述べますが、筆者としては最もオススメな車一括査定は「 カーセンサー 」であり、確実に最もお得な車買取業者を探すことで「数十万円以上も高く車買取してもらえる」ということができる。

申し込みにかかる時間も2分程度と、本当に短時間で簡単に申し込みを完了させることができる。

そのため、ぜひ一度試してみてほしい。

「こんなにお得になるのか!」とビックリするかもしれない。

6.まとめ

以上、車下取りとガソリンについて説明してきたが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 下取りを依頼するときは、ガソリンが0でも特別な減額などはなく、さらに規定も決められていないため問題ない
  • 下取り時のガソリンは節約したとしても最大で1万円程度のお得にしかならないため、コスパを考えると「根本的な部分でお得になるべき」といえる
  • 根本的にお得になるには下取りではなく買取を依頼し、複数社による競合をさせて最高額を引き出すことが重要
  • 買取専門店の探し方や競合について面倒くさいなら、ラクに最高額が引き出せる「車一括査定」の利用がオススメ