車売却に必要な「実印」と準備方法を誰でも分かるように解説

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車を手放すとき、最も一般的な方法は「車売却」である。

何を当たり前なことをと言われるかもしれないが、今ではネットの普及に伴い様々な手放し方がある。

誰もが「高い金額を出して購入した車なのだから、少しでももとを取りたい」と思う。

もちろん単純に廃車してしまうことも可能ではあるが、よほど古くなった車であっても「金属資源としての価値はある」と判断することができるため、得策とは言えない。

そのため基本的には誰もが車売却を選択するのが普通であり、あなた自身もそうするだろう。

そしてできる限り高く車売却をしたいと思っているだろう。

しかし車売却には様々な手続きがあり、専門的な書類などを必要とすることが多い。

さらに車売却に関わる書類に関して、「実印が必要だ」と言われることも多く、頭の中が混乱してしまうのが普通である。

特に実印に関しては誰もが非常に大切にしているものであり、銀行印などと兼用している場合もあるため、あまり書類に押印したくないのも事実だろう。

そこで今回は自動車ディーラーの中古車査定士として、実際に何台もの車査定をしてきた筆者が、車売却をする際になぜ実印が必要とされるのか、また車売却で確実に最高額を引き出す方法について、詳しく解説していこう。

内容は非常に簡単で分かりやすく、誰もが理解できるレベルでまとめているので安心して最後までスラスラと読み進めてほしい。

読み終わる頃には

  • 実印はこのような理由で車売却の際に必要になるのか
  • 車売却で必要な実印は、こうすれば登録することができるのか
  • 最高額で車売却をするためにはこのサービスを利用するだけで良いのか

ということがよく理解でき、自身を持って車売却をすることができるだろう。

また同時に大きな満足感も得ることができるだろう。

1.車売却をする際に必要な「実印」と効力について

ご存知かもしれないが、車売却をする際には様々な書類が必要になる。

それは大きな金額で売買契約を結ぶため、基本的には誰もが理解できることだろう。

しかしそんな書類の中でも「この書類には実印が必要です」「印鑑証明が必要です」と言われることもある。

また、少しだけ車売却について調べても「実印」という言葉が頻繁に出てくることもある。

とはいえそもそも車売却の際に必要とされる実印とは何か、あなたはご存知だろうか。

そこで本章では実印に少しフォーカスして説明していく。

少し内容はつまらないかもしれないので、実印のことは不要という方は、「誰でもできる!実印の登録方法7STEP」から読み進めてほしい。

そもそも実印とは何か

そもそも実印とは何かご存知だろうか。

決して「ただのハンコ」というわけではないことは何となく知っているかと思うが、一体何なのだろう。

実印とは簡単に説明すると主に下記の箇条書きの通りである。

実印とは
  • 市区町村にて登録した印鑑のこと
  • 登録した印鑑によって「印鑑証明」を申請・受理することができる

パッと見、非常に単純かつ重要度の低そうな内容になっているが、実は真逆だ。

というのも「市区町村にて登録する印鑑」ということは、契約時などに押印した場合「間違いなく登録印の所有者が押印した=その人の意思によって契約した」と見なすことができるのだ。

もっと分かりやすく述べると、実印を市区町村に登録することによって「この印鑑を押印したものについては、身元が明らかな登録車が間違いなく押印して認めている」と判断することができる。

つまり実印は誰かの権利が契約などによって移動する場合、契約者同士の最終的な意思確認をするために必要な印鑑のことを指しているのだ。

そのため「市区町村に登録する」という点については、「私の身元は明らかですよ」ということになると覚えておこう。

また法律上もその効力は認められているため、安易に押印するものではなく、ましてや「誰かから盗難されるような場所に保管する」ということももってのほかであると考えるべきだろう。

以上のことからも分かるように、やはり実印は「ものものしい印鑑」だということは理解できたかと思う。

そして同時に車売却の際になぜ必要になるのか、おおよそ予想することができただろう。

そこで次に、より詳しく車売却時の実印について、必要性を説明していこう。

なぜ車売却の際に実印が必要なのか

実印が法的な効力を持つことは理解できたかと思うが、「実印では無くても契約上の効力を持っている」という場合がある。

少し頭が混乱してしまうが、例えば「認印でも大丈夫ですよ」と言われたことはないだろうか。

実は認印であっても「本人が望んで契約している」という場合には、法的に契約を成立させることができるのだ。

そのため車売却において、単純に売買契約を結ぶのであれば認印でもかまわず、例えば車買取店から発行される注文書や売買契約書自体は認印でも良い場合がほとんどである。

しかし実印が必要なものとしては、主に下記の2点が当てはまる。

  1. 譲渡書…車の「所有権」を車買取店に譲渡するための書類
  2. 委任状…所有権譲渡の手続きを車買取店に委任するための書類

これらの書類に関しては少しややこしくなるが、できる限り分かりやすく説明しよう。

まず所有権の譲渡に関しては、法律上「あなたが持っている権利」を放棄するということになる。

そして車買取店としては、間違いなく車の所有権を自分のものにしておく必要があるため、必ず実印を押印してもらう必要があるのだ。

また委任状に関しても、「この書類手続きによって権利が移動する」という考えのもと、実印が必要だということになる。

つまり

  • 単純な売買契約…お互いが納得して車買取をするため、法的根拠を強く持つ必要がない
  • 所有権など「権利の移動」…お互いが納得しているものの、法的根拠のもと権利を移動させなければならない

と考え、重要度の高い「譲渡」に関わる書類に関しては実印を押印する必要があると覚えておくのが簡単だろう。

また実印を押印する場合は「その印鑑が実印であるという証明書」に該当する「印鑑証明(正式名称:印鑑登録証明書)」も添付しなければならない。

なぜなら印鑑証明が無ければ、法律上権利を移動させる書類に押印されている印鑑が「本当に実印かどうかが分からないから」だ。

そのため、あなたの住民票のある地域の市区町村役場や窓口センターなどで、印鑑証明を取得しておく必要がある。

また上記した2つの書類は、車売却を依頼する買取店が用意してくれるので、心配する必要はない。

以上が、実印に関する説明だったが、ご覧になると「ちょっとややこしいかもしれない…」と思ってしまっただろう。

しかし先程も述べたように、重要度が高い2つの書類には実印が必要であり、その他の書類は基本的に認印でもかまわないため、頭の中でそのように覚えていれば問題ない。

もちろん車買取店によっては他の書類に関しても実印を要求してくるかもしれないが、その場合には「なぜ必要なのか」と説明を求めて、筆者の説明よりも納得できる内容であれば押印しても構わないといえる。

とはいえ、これまでの説明では当然のように「実印を押印する」「印鑑証明を取得する」と述べてきたが、そもそも「実印はどのように登録すればいいのだろう…」と思わなかっただろうか。

そこで次章にて、実印の登録方法や印鑑証明の取得方法について詳しく述べていこう。

2.誰でもできる!実印の登録方法7STEP

前章の説明で実印がどのようなものか、そしてなぜ車売却の際に2つの書類で必要になるのか良く理解することができただろう。

とはいえ実印の登録方法について知らなければ、そもそも用意することができないので意味が無くなってしまう。

そこで本章では、実印の登録方法や印鑑証明の取得方法について詳しく紹介していこう。

早速、実印の登録~印鑑証明の取得までの流れを下記に箇条書きしておいたので、ご覧いただきたい。

実印の登録~印鑑証明の取得までの流れ7STEP
  1. 印鑑を用意する
  2. 公的な身分証明書を用意する
  3. 住民票のある市区町村役場へ行く
  4. 担当窓口で「印鑑登録申請書」の記入をする
  5. 印鑑の押印と身分証明書の提示をし、申請書の提出をする
  6. 登録完了後、印鑑登録証を受け取る
  7. 印鑑登録証を提示して「印鑑登録証明書交付申請書」の提出をする

それぞれの流れの詳細については、以下に分けて説明していく。

①印鑑を用意する

実印登録をするためには、まず印鑑を用意しなくてはならない。

そのため「実印を作ってくれる専門店を探さなければ…」と思いがちではあるが、実はそう身構える必要もない。

というのも車売却に関わらず、基本的に実印は「きちんと印鑑としての機能を果たしていれば問題ない」という事実があるからだ。

つまり例えば100均などで認印として販売されている印鑑でも問題はない。

とはいえ実印の特性としては「世界にただひとつであること」が前提でもあるため、必ず手彫りなどによる印鑑を用意すべきである。

今はネットで格安で即日作ることができる。

筆者は「ハンコヤドットコム」で購入した。

このサイトは、国内で一番ハンコを作っている通販会社だ。

ハンコヤドットコム

②公的な身分証明書を用意する

印鑑の次は公的な身分証明書を用意しなければならない。

なぜなら印鑑の登録をするのは本人でなければならず、万が一他者が勝手に印鑑登録をしてしまうと「自分の知らないところで勝手に様々な契約をされてしまうから」なのだ。

そのため必ず自分の身分を示す、公的な証明書を用意しておこう。

公的な証明書として一般的なのは

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード

などである。

とはいえ車売却を検討しているあなたは運転免許証を持っているだろうから、「免許証を用意しておく」と覚えておくと分かりやすいだろう。

③住民票のある市区町村役場へ行く

上記した2点を用意したら、あなたの住民票がある市区町村役場または窓口センター(出張所)へ行こう。

ほとんどの場合は「市民課」などの窓口で対応しているため、総合案内を見ると簡単である。

また市区町村役場の職員は皆親切であるため、もし場所が分からない場合には「実印の登録をしたいのですが…」と聞くと、すぐに案内してくれるため心配は無用である。

④担当窓口で「印鑑登録申請書」の記入をする

担当窓口に行くと、「印鑑登録申請書」の提出が必要になる。

申請書は役場によってもことなるが、担当窓口の目に付きやすい場所に置いてある場合があるため、それほど心配する必要はない。

また申請書が見つからない場合に関しても、基本的には丁寧に教えてくれるため安心してほしい。

もっというと申請書の記入は住所や氏名などの記入をするだけであり、登録予定の印鑑を押印するだけで大丈夫ですので、やはり心配する必要はないのだ。

⑤印鑑の押印と身分証明書の提示をし、申請書の提出をする

申請書への記入が完了した後はそのまま担当窓口へ提出しよう。

その際には先程述べた身分証明書の提示が必要になる。

そして担当者が不備のチェックをして、登録は完了する。

⑥登録完了後、印鑑登録証を受け取る

担当窓口での印鑑登録が完了すると、「印鑑登録証」というカードが交付される。

このカードはクレジットカードぐらいの大きさだが、今後印鑑登録証明書を発行する場合に必要なものなので、必ず紛失してしまわないように保管しておく必要がある。

⑦印鑑登録証を提示して「印鑑登録証明書交付申請書」の提出をする

上記した内容で実印の登録は完了である。

しかし車売却をする場合には印鑑証明の発行までをしなければならない。

そのため印鑑証明の発行方法を紹介しておこう。

印鑑証明の発行は非常に簡単であり、「印鑑登録証明書交付申請書」に記入をする必要がある。

市区町村によっては各証明書の申請書をまとめて「証明書等交付申請書」としている場合もあるが、基本的に住所や氏名の記入をした後に、先程発行された印鑑登録証を提示することで発行される。

そのためこちらに関しても、心配せずとも簡単に発行されると覚えておこう。

以上が車売却に必要となる実印の登録~発行までの解説になるが、ご覧になると「印鑑さえ用意できればそれほど難しくないのではないか」と思っただろう。

その感覚は正しくて、正直なところ「本当に心配しなくても簡単である」と思っても間違いない。

また、売却には実印も必要だが、その他の必要書類もある。

車売却に必要な書類を詳しく知りたい方は、下記記事をご確認頂きたい。

実印に関して心配せず、あなたは「どのように高く車売却をするか」を考えるべきだといえるだろう。

もし、まだ売却先が決まっていない、もしくは変更可能の場合は、ぜひ試してほしい方法がある。

それは「車一括査定」というサービスだ。

このサービスを利用することであなたが乗っている車は間違いなく最高額で車売却をすることができ、最終的には最も満足できる結果となるだろう。

3.高く車売却するなら「車一括査定」がオススメ

実印については、前述したとおりである。

基本的にハンコさえ用意しておけば、特段難しいことはない。

役所が丁寧におしえてくれる。

本章では、もしあなたが売却先が決まっていない場合は、まず今の査定よりも高くなるので試してほしい方法だ。

それが「車一括査定」だ。

車一括査定とは「複数の買取店」に同時依頼できるサービス

 車一括査定とはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携しているいくつもの車買取店に一括して車査定の依頼をすることができるサービス
車一括査定を使わない場合、使う場合

そして名前からもおおよその内容は推測できるだろうが、サービスと提携している何百~何千社もの車買取店の中から、あなたの地域に対応している複数の車買取店に車査定を一括して依頼できるのだ。

またサービスと提携しているほとんどの車買取店は、無料の出張査定サービスに対応しているため、あなたは自宅にいながら一気に複数社を競合させられる。

そのため「一度の申し込みをするだけで、最高額が得られる方法」ということができるのだ。

申し込み方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、総走行距離など)
  • あなた自身に関する情報(出張査定先の住所や氏名など)

を入力するだけであるため、1~3分程度の時間があれば申し込みを完了させられる。

以上のことから車一括査定を利用することで、へこみのあるあなたの車は「最短時間で最高額を得ることができる」ということになるのだ。

申し込みは非常に簡単で、誰でもササっとできる。

そのためぜひ一度利用して、満足のいく価格提示を受けてほしい。

とはいえひとつだけ問題もある。

それは「車一括査定のサイトはいくつもあるため、どこがオススメなのか分からない」ということだ。

そこで最後に、当サイトで紹介している車一括査定サイトの中から、オススメなものを紹介しておこう。

車一括査定を徹底比較

車一括査定をオススメしたのはいいが、じつは買取店ほどではないにしても、いくつかのサイトが存在する。

主要な車一括査定6つをまず見てほしい。

下記にそれぞれの車一括査定を比較した一覧表を載せておく。

車一括査定の比較表

それぞれの比較一覧表をご覧になると、例えば

  • カーセンサーの提携業者数は圧倒的に多い
  • 楽天オートは楽天ポイントがもらえる
  • ユーカーパックは買取業者からの電話がない、申込み直後に買取相場を知ることができる
  • ズバット車買取は申し込み直後に買取相場を知ることができる
  • カービューは車一括査定を最初に始めた運営サイトで歴史が長い
  • ナビクル車査定は買取業者を厳選している

という特徴に気付くことができるだろう。

実際にこれらの特徴はすべて各車一括査定の「強み」といえる部分だ。

といえば、これらの特徴をご覧になるだけでは、本当にオススメの車一括査定がどれなのか分からないはずだ。

そこで筆者が車査定のプロとして最もオススメできる車一括査定TOP3を紹介する。

車一括査定のオススメは「カーセンサー」

カーセンサー
http://www.carsensor.net/

最もオススメの車一括査定はタイトルの通り「 カーセンサー 」と結論付けている。

なぜなら「1,000件を超える圧倒的な業者と提携しているため、最も自分に合った買取業者を探しやすく最もお得になる可能性が高い」といえるからだ。

カーセンサー

依頼でポイントがもらえる「楽天オート」

楽天オート
https://auto.rakuten.co.jp/

楽天オート の車一括査定は、「ポイントがもらえる」という特徴が大きい。

そして得られるポイントは

  • 申し込みをして5ポイント
  • 申し込み後に制約をしたら1,500ポイント

であり、ハードルがとても低い。

提携している買取業者数はカーセンサーと比較して見劣りする。

楽天オート

買取業者からの電話なし「ユーカーパック」

ユーカーパック
https://ucarpac.com/

ユーカーパック は他の車一括査定とは少し色が異なる。

ユーカーパックの特徴は、車一括査定のように買取店からの電話ではなく、ユーカーパックからのみしか掛かってこない。

この車買取店から一斉に電話がかかってこない点が評価することができる。

さらには、5,000社以上もの車買取業者と提携してのも評価ポイントだ。

ただし、前述したカーセンサーと比較すると、提携している業者の多くが「大手買取業者ではない」という欠点がある

ユーカーパック

以上、筆者がオススメする車一括査定に関しての解説を終了する。

ご覧になると「いくつもある車一括査定にはそれぞれ特徴があり、ポイントを抑えておくことで確実に金銭的にも、精神的にもお得になることができる」ということが分かったかと思う。

そして再度結論を述べますが、筆者としては最もオススメな車一括査定は「 カーセンサー 」であり、確実に最もお得な車買取業者を探すことで「数十万円以上も高く車買取してもらえる」ということができる。

申し込みにかかる時間も2分程度と、本当に短時間で簡単に申し込みを完了させることができる。

そのため、ぜひ一度試してみてほしい。

「こんなにお得になるのか!」とビックリするかもしれない。

4.まとめ

以上で車売却と実印に関する解説を終了するが、ご覧いただくと「実印と車売却にはこのような関係があったのか」「車売却に必要な実印の登録は簡単だ」と思ったことだろう。

その感覚は決して間違っておらず、本当に簡単な手続きをするだけで実印の登録は完了する。

とはいえ実印は印鑑社会である日本において、非常に重要な役割を持っていることは確かであるため、必ず厳重な保管が必要だということは覚えておこう。

また最後に紹介した車一括査定に関しては、本当に簡単な手続きをするだけで間違いなく最高額を引き出すことができ、さらに手間も最低限で済むため、ぜひ一度ご利用いただいて満足のいく結果を得てほしい。

そうすることで必ずあなたの予想を超えた買取価格が提示され、「こんなにお得になるの!?」という驚きと共に最高額で車売却ができるだろう。

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