例えば安全装備の充実によって、車両本体価格の高くなっている。
また、オプションパーツの充実度なども一昔前と比較すると、非常に充実している。
そのため車購入をしようと思っても、「こんなにお金が必要なのか…」とびっくりすることが多いのだ。
そこで今回は、あなたの金額的に最も分かりやすい「年収」をものさしとして、購入できる車の目安金額について紹介していこう。
購入金額についてはよく理解しておかなければ「支払い不能」となり、身を亡ぼすことになりかねないため、ぜひ最後まで読み進めることをオススメする。
また内容は、自動車ディーラーで新車営業をしていた筆者が執筆しているので、「現場での経験に基づく生の解説」として、非常に参考になるということを約束しよう。
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1.車購入するには年収の50%が目安
車購入にかかる金額について、FP(ファイナンシャルプランナー)さんがよく述べているのが「年収の半分以内が適当」という結論である。
FPは「お金に関する専門家」として、家計へのアドバイスをしているため、それは本当のことだと思っても間違いない。
しかし新車販売をしてきた筆者としては、正直なところ「机上の空論」といわざるを得ないと感じている。
なぜなら、車購入の方法は様々なだからだ。
そこで主な購入方法である
- 一括払いでの購入
- 分割払いでの購入
の2種類の場合の目安金額を説明していこう。
1.一括払いでの購入
まず一括払いの場合には、正直なところ「自分が持っているお金であれば、いくらでも問題ない」というのが本音だ。
理由は2つある。
まず一つ目は「一括で購入する場合には、負債(借金)がないから」である。
単純な考えではあるが、一括購入によって負債がないのであれば、あなた自身が何か損をすることはない。
そして2つ目は「超高級車以外は維持費がそれほど大きくならない」というものである。
というのもここ最近の車は非常に優秀で、故障なども一昔前と比較すると激減しているといえるため、修理・整備費用は大きくかからないのだ。
また多くの車が環境への配慮をしているため、燃費性能なども高い傾向にある。
さらにいうと一括購入をするため「ローン金利」が発生せず、維持費が金利分をオーバーするほど高くなることは少ないため、無視できるということだ。
ただし注意点もある。
それは
- 一括購入をする場合でも自分に必要な最低限以上のお金は残しておく
- ローンを利用して現金を手元に残しておいた方が良い場合もある
ということだ。
特に2つ目の注意点は重要で、例えば「投資用の資金を残しておいた方が得策」という場合には、積極的にローンを活用するのもアリなのだ。
そのためあなた自身が「一括で車両代金を支払っても、生活に何も支障がない」という場合には、予算の目安は関係ないと思ってもいい。
2.分割払いでの購入
分割払いの場合にも「あなたが月々支払っても生活に支障のないレベル」であれば、いくらでも問題ない。
とはいえイメージしづらいかと思うので、下記にひとつ簡単な図解をしておこう。
あくまで一例ではあるが「今の生活費からの余裕資金」と考えると分かりやすいだろう。
今回の図では「3万5,000円」が余裕資金となり、あなたも自分自身の余裕資金については理解しているはずだ。
そこで筆者が下記に、分割払いによって月々の返済額がどの程度になるのか、比較表にしてまとめたのでご覧いただきたい。
借入金額(万円) | 月々のおおよその返済額(円) | ||||
---|---|---|---|---|---|
12か月 | 24か月 | 36か月 | 48か月 | 60か月 | |
100 | 84,600 | 43,000 | 29,000 | 22,100 | 18,000 |
200 | 169,300 | 85,900 | 58,100 | 44,200 | 35,900 |
300 | 254,000 | 128,900 | 87,200 | 66,400 | 53,900 |
400 | 338,700 | 171,900 | 116,300 | 88,500 | 71,800 |
500 | 423,400 | 214,900 | 145,400 | 110,600 | 89,800 |
※試算の条件
- ローン金利は3.0%
- 元利均等返済
- ボーナス払いは「無」
これを見ると、月々の支払額が分かりやすいだろう。
もちろんボーナス払いを加味することで条件は変わってくるが、先ほどの図解のケースでは赤字の部分でとなり、より長期のローンであれば300万円程度の車までは許容範囲ということになる。
とはいえ
- 長期のローンを組んで車購入をしたくない
- もう少し頑張って、1ランク上の車購入をしたい
と思ってしまうのが人間である。
そこで次章にて、あなたの年収に合わせた予算内に収める4つのテクニックについて紹介していこう。
2.車購入で予算内に収める4つのテクニック
あなたの年収に合わせた予算内に収めるためには、単純に「お得に車の購入をする」ということが重要である。
つまりこちらの予算に、車の方を合わせるのだ。
そのためには下記の4つのテクニックを駆使したい。
- 車両値引き
- オプション値引き
- 低金利ローン
- 車買取
これらのテクニックについては、以下に分けて解説していこう。
テクニック1.車両値引き
車両値引きを限界まで引き出すことにより、車購入の敷居は低くなる。
そのため車両値引きをしっかりと引き出すために
- 他社で同クラスの車種で競合
- 経営元の異なる同チャネルのディーラーで、同一車種を競合
- 月末に営業マンの成績をついた交渉
をしていくことが重要である。
ただし購入予定の車両が新発売されたものや、中古車である場合には値引きにはあまり期待できない。
テクニック2.オプション値引き
オプション品は原価率が驚くほど低いため、実は値引きを引き出すことが比較的簡単である。
そのため車両本体の値引きができない場合には、「オプション値引きで15~30%の値引き」を目指すとお得になる。
テクニック3.低金利ローン
分割払いの場合には、正直なところ「ローンの金利を低くする」ということが重要になる。
例えば筆者の地元の信用金庫では2.9%の金利のものが、他行ではもっとお得になる場合もある。
さらにいうと、ディーラーでは超低金利キャンペーンなどをしている場合もあるため、金利情報はきちんと収集しておくことが重要になる。
ちなみに筆者がこれまでに見た中で最もお得な金利は「0.0%」であり、輸入車系のディーラーが実施していた。
オーソドックスで有名なところでいくと、損保ジャパンが行っている「 損保ジャパン日本興亜のマイカーローン 」だ。
テクニック4.車買取
テクニックの中で最も簡単かつ最も効果的なのが「車買取」である。
というのも今乗っている車買取をしてもらう場合、3~5社程度を競合させることで最高額を引き出すことができるのだ。
なぜなら多くの車買取店は中古車として再販するための在庫車が不足しており、結果的に車買取をする際には「在庫車確保のために少しぐらい高くなっても買い取りたい」と思っているからだ。
そのため複数社を競合させていくと、ディーラーが提示する下取り価格よりも30万円以上高く売れることも珍しくなく、確実にこのテクニックは駆使するとお得になるといえる。
ただしタマにキズなのが「複数社を回って競合させるのは面倒くさい」ということだ。
そこで筆者としては、次章にて紹介する「車一括査定」というサービスを利用することがオススメである。
なぜならこのサービス、手間をかけずに複数業者を一気に競合させるにはもってこいだからだ。
車購入でお得になるには「車一括査定」を使って最高額を手に入れるのが近道
30万円高く車買取されると、月々の返済額は数万円変わることもある。
そのため車買取だけはきちんと高く売り切ることが重要になる。
そこで早速、先ほど触れた「車一括査定」というサービスについて、詳しく説明していこう。
車一括査定とは「複数の買取店」に同時依頼できるサービス
そして名前からもおおよその内容は推測できるだろうが、サービスと提携している何百~何千社もの車買取店の中から、あなたの地域に対応している複数の車買取店に車査定を一括して依頼できるのだ。
またサービスと提携しているほとんどの車買取店は、無料の出張査定サービスに対応しているため、あなたは自宅にいながら一気に複数社を競合させられる。
そのため「一度の申し込みをするだけで、最高額が得られる方法」ということができるのだ。
申し込み方法に関しても非常に簡単で、
- あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、総走行距離など)
- あなた自身に関する情報(出張査定先の住所や氏名など)
を入力するだけであるため、1~3分程度の時間があれば申し込みを完了させられる。
以上のことから車一括査定を利用することで、へこみのあるあなたの車は「最短時間で最高額を得ることができる」ということになるのだ。
申し込みは非常に簡単で、誰でもササっとできる。
そのためぜひ一度利用して、満足のいく価格提示を受けてほしい。
とはいえひとつだけ問題もある。
それは「車一括査定のサイトはいくつもあるため、どこがオススメなのか分からない」ということだ。
そこで最後に、当サイトで紹介している車一括査定サイトの中から、オススメなものを紹介しておこう。
車一括査定を徹底比較
車一括査定をオススメしたのはいいが、じつは買取店ほどではないにしても、いくつかのサイトが存在する。
主要な車一括査定6つをまず見てほしい。
下記にそれぞれの車一括査定を比較した一覧表を載せておく。
それぞれの比較一覧表をご覧になると、例えば
- カーセンサーの提携業者数は圧倒的に多い
- 楽天オートは楽天ポイントがもらえる
- ユーカーパックは買取業者からの電話がない、申込み直後に買取相場を知ることができる
- ズバット車買取は申し込み直後に買取相場を知ることができる
- カービューは車一括査定を最初に始めた運営サイトで歴史が長い
- ナビクル車査定は買取業者を厳選している
という特徴に気付くことができるだろう。
実際にこれらの特徴はすべて各車一括査定の「強み」といえる部分だ。
といえば、これらの特徴をご覧になるだけでは、本当にオススメの車一括査定がどれなのか分からないはずだ。
そこで筆者が車査定のプロとして最もオススメできる車一括査定TOP3を紹介する。
車一括査定のオススメは「カーセンサー」
最もオススメの車一括査定はタイトルの通り「 カーセンサー 」と結論付けている。
なぜなら「1,000件を超える圧倒的な業者と提携しているため、最も自分に合った買取業者を探しやすく最もお得になる可能性が高い」といえるからだ。
依頼でポイントがもらえる「楽天オート」
楽天オート の車一括査定は、「ポイントがもらえる」という特徴が大きい。
そして得られるポイントは
- 申し込みをして5ポイント
- 申し込み後に制約をしたら1,500ポイント
であり、ハードルがとても低い。
提携している買取業者数はカーセンサーと比較して見劣りする。
買取業者からの電話なし「ユーカーパック」
ユーカーパック は他の車一括査定とは少し色が異なる。
ユーカーパックの特徴は、車一括査定のように買取店からの電話ではなく、ユーカーパックからのみしか掛かってこない。
この車買取店から一斉に電話がかかってこない点が評価することができる。
さらには、5,000社以上もの車買取業者と提携してのも評価ポイントだ。
ただし、前述したカーセンサーと比較すると、提携している業者の多くが「大手買取業者ではない」という欠点がある。
以上、筆者がオススメする車一括査定に関しての解説を終了する。
ご覧になると「いくつもある車一括査定にはそれぞれ特徴があり、ポイントを抑えておくことで確実に金銭的にも、精神的にもお得になることができる」ということが分かったかと思う。
そして再度結論を述べますが、筆者としては最もオススメな車一括査定は「 カーセンサー 」であり、確実に最もお得な車買取業者を探すことで「数十万円以上も高く車買取してもらえる」ということができる。
申し込みにかかる時間も2分程度と、本当に短時間で簡単に申し込みを完了させることができる。
そのため、ぜひ一度試してみてほしい。
「こんなにお得になるのか!」とビックリするかもしれない。
4.まとめ
以上、車購入と年収の関係について解説してきたが、最後に当ページの内容をまとめておこう。
- 車購入の目安となる価格は「年収の50%程度」だが、購入方法によって異なる
- 一括購入する場合は「自分の持っているお金の範囲内」で、分割購入する場合は「生活費の余裕資金」が原則
- 予算内に収めるには4つのテクニックを駆使することがオススメで、特に車買取は有効かつ簡単なため注力すべき
- 最高額で車買取してもらうには「車一括査定」の利用がオススメ