車の購入に必要な書類は3つ!書類の取得方法と取得期間を解説

B!

車の購入をする場合、一般的な店舗で購入する雑貨などの商品とは手続き方法が異なる。

なぜなら一般的な雑貨店などで商品を購入するときは「お金を商品を引き換える」という作業だけで済むものの、車の購入には法的な手続きがいくつかあるため「用意しなければならない書類」がいくつかあるからだ。

あなた自身も車の購入にあたり、どのような書類が必要になるのか気になるだろう。

そこで今回は、自動車ディーラーにて新車営業をしている筆者が、車の購入をするときに用意しなければならない書類について解説していこう。

今回紹介する書類が用意できなければ車の購入自体ができなくなるが、読み進めていけば「簡単に揃えられそうだ」ということが分かるため、安心してほしい。

1.車の購入をするとき必要書類は基本的に3つ

早速、車の購入をするときに必要となる書類について、下記に図解しておいた。

車購入に必要な書類3つ

ご覧いただくと分かる通り、実は普通車と軽自動車では「必要な書類が若干異なる」ということができる。

ただし基本となるのは普通車の購入に必要な3つの書類であるため、以下にそれぞれの特徴や取得にかかる期間を分けて説明していこう。

書類1.印鑑証明

印鑑証明とはあなたが売買契約を結ぶときに押印した書類が「実印」であること、そして本人確認の意味を持つ書類である。

実印を押印するのは契約書や委任状で、「買主(あなた)の意思で契約を決めている」ということが証明されるため、実印の押印は非常に重い意味を持っている。

そのためきちんと自分の意思がハッキリしてから、押印することが絶対条件といえるのだ。

そんなあなたの実印は、市区町村役場で登録されている場合に「印鑑証明」として書類を発行してくれる。

もしまだ印鑑登録をしていない場合には、市区町村役場の「市民課」などの担当課で登録が可能である。

また印鑑の登録・証明書の発行は市区町村役場の「窓口(出張)センター」などでも対応してくれることがほとんどだ。

ただし登録にかかる時間はまちまちで、窓口が込み合っている場合には「申請書を提出するだけ」ということもある。

そのため実印の登録と、登録後の印鑑証明書の発行は「それぞれ1日」と計算し、合計2日程度が必要になると覚えておこう。

ちなみに軽自動車の購入の場合には印鑑証明書は必要なく、本人の住所・氏名が確認できる「住民票」さえあれば大丈夫で、押印するのも認印で構わない。

違う理由は簡単で、登録されている軽自動車を管轄しているのは「地方自治体」であり、普通車を管理するのは「国土交通省(国)」だからだ。

そのため軽自動車の方が手軽に登録、購入ができるイメージを持ってもらうと分かりやすいだろう。

また仮に

  • 印鑑登録手続きが面倒くさい
  • そもそもローンなどで購入する

という場合には、後述するようにディーラーやローン会社の名義で登録することになるため、あなたが普通車を購入する場合でも「認印+住民票」で大丈夫になる。

書類2.車庫証明

車庫証明とは「自分の車を駐車する場所は確保してあるので、迷惑駐車の心配はない」ということを証明する書類だ。

そして実はディーラーの見積もり上で「車庫証明手続き代行費用」などとして、あらかじめ金額が記入されており、代行してくれる書類の代表格といえる。

しかし代行のための金額として5,000~2万円程度取られることも多いため、筆者としては自分で車庫証明の申請をすることをオススメしている。

というのも自分で申請した場合、3,000円弱でできる上、超簡易的な地図を描ける人ならば誰でも申請できるほど簡単な記入をするだけだからだ。

そのため通常であればディーラーが代行する部分ではあるものの、自力で申請書の記入をして登録前にディーラーに提出することをオススメする。

ちなみに車庫証明は

  • 申請…15分もあれば完了する
  • 発行…申請から1~4平日後

であり、管轄の警察署によってまちまちというのが現状である。

そして申請しても不備があり、登録できなかった場合はさらに申請する必要がある。

ただし住所違いなどがない場合には、基本的に通りやすい書類なので心配する必要はないだろう。

また軽自動車は普通車と異なり、登録前に車庫証明を発行する必要はないため、購入・納車後に車庫証明を別途取得すれば問題ない。

書類3.委任状

委任状は車の登録手続き(車検上でナンバーを発行してもらうための手続き)をするときに、法的な手続きをディーラーに代行してもらうために必要な書類だ。

通常はディーラーで売買契約を結んだ後にディーラーから白紙で渡されることの多い書類だが、車検上(陸運局)などでも入手できる。

そして委任状は普通車では「実印」、軽自動車では「認印で可」ということになっているため、それぞれのパターンに合わせた印鑑を押印しておく必要がある。

しかし先ほど紹介した印鑑証明と同じく「所有者の印鑑」が必要であるため、所有者があなた以外の場合には異なるといえる。

取得に関しては「その場で記入・押印ができるため無視できるほどの時間」だと思って大丈夫だ。

以上が車の購入に必要となる書類だったが、すべてをそろえるのは比較的難易度が低いということが分かっただろう。

そして同時進行ですべての書類をそろえた場合、正直なところ「長くても1週間程度」というのが本音だ。

ただし何度か触れてきたように「所有者があなた以外」というケースでは、必要書類も少しだけ変わってしまうため、書類がそろうタイミングも異なる。

そこで次章では、所有者があなた以外となるケースについても簡単に説明していこう。

2.所有者が自分でないときは注意が必要

所有者があなた以外となる場合、少しだけ必要書類が異なる。

というのも車の登録をするとき、

  • 所有者の証明をする書類
  • 所有者の意思確認をする書類
  • 使用者の証明をする書類

の2つが必要なのだが、所有者・使用者があなたである場合にはそのすべてを「印鑑証明」で満たすことができるため、印鑑証明を1通用意すれば問題ないのだ。

しかし例えば所有者がローン会社である場合には、

  • 所有者の証明をする書類…ローン会社の印鑑証明
  • 所有者の意思確認をする書類…ローン会社の実印が押印されている委任状
  • 使用者の証明をする書類…あなたの住民票

というように変更される。

そのため所有者が誰なのかということによって、若干ではあるが必要書類が異なるということを覚えておこう。

ただし、ローン会社などから必要書類を取得することはあまり難しいことではない。

というのもローン会社などは常にこのような手続きをしているため、印鑑証明や委任状などの「在庫」を抱えているからだ。

そのためあなた自身が何か手続きをするのは基本的に住民票の取得のみであり、あとはローン会社とディーラーの担当者が折衝して書類の準備をしてくれる。

そして住民票に関しても、印鑑証明の発行窓口で即日入手できるため心配する必要はない。

ただし万が一書類がそろわない場合には車そのものの登録が不可能になってしまうため、必ず担当者に進捗を確認しておくと、スムーズに手続きができるだろう。

以上、所有者が異なるケースの必要書類について説明してきたが、どれも車の購入には欠かすことのできないものだ。

ただし必要書類にばかり気を取られていると、金額的に損してしまう可能性がある。

なぜなら必要書類をそろえることに必死になっていると、多くの場合で「車の買取」など、お得に購入する方法についておろそかになってしまうからだ。

そこで次章では、お得に車の購入を進めていくために必要な「車査定」について説明していこう。

3.車の購入をお得にするなら「車査定」が大きなポイントになる

車の購入をするとき、セットで考えるべきなのは「いかに高く車査定してもらうか」である。

なぜなら車両値引きの交渉よりも格段に少ない手間で、効果的にお得になることができるからだ。

ただ、注意点は「ディーラーの下取り査定はやめるべき」というところである。

というのもディーラーは新車営業ばかりに注力するあまり、下取り→中古車販売にはあまり力を入れていないという現状があるため、どうしても査定額が安くなってしまうからだ。

その点車買取専門店で買取査定をしてもらうと、ディーラーよりも高く車買取してもらえるケースが圧倒的に多い。

そのため車買取店3~5社程度を競合させ、最高額で車買取をしてもらうと「本当にお得になった」と感じることができるのだ。

とはいえ複数の車買取店をまわって競合させるのは面倒くさいというのが本音だろう。

そこで筆者としては「車一括査定」というサービスをオススメする。

このサービスは時間をかけずに一気に複数社の競合が可能になるため、実は一度利用するだけで最高の結果を生み出すことができるのだ。

詳細は以下に説明していくので、ぜひご覧になって利用してほしい。

なお、車を売る時の書類については、下記記事でまとめている。

車一括査定とは「複数の買取店」に同時依頼できるサービス

 車一括査定とはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携しているいくつもの車買取店に一括して車査定の依頼をすることができるサービス
車一括査定を使わない場合、使う場合

そして名前からもおおよその内容は推測できるだろうが、サービスと提携している何百~何千社もの車買取店の中から、あなたの地域に対応している複数の車買取店に車査定を一括して依頼できるのだ。

またサービスと提携しているほとんどの車買取店は、無料の出張査定サービスに対応しているため、あなたは自宅にいながら一気に複数社を競合させられる。

そのため「一度の申し込みをするだけで、最高額が得られる方法」ということができるのだ。

申し込み方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、総走行距離など)
  • あなた自身に関する情報(出張査定先の住所や氏名など)

を入力するだけであるため、1~3分程度の時間があれば申し込みを完了させられる。

以上のことから車一括査定を利用することで、へこみのあるあなたの車は「最短時間で最高額を得ることができる」ということになるのだ。

申し込みは非常に簡単で、誰でもササっとできる。

そのためぜひ一度利用して、満足のいく価格提示を受けてほしい。

とはいえひとつだけ問題もある。

それは「車一括査定のサイトはいくつもあるため、どこがオススメなのか分からない」ということだ。

そこで最後に、当サイトで紹介している車一括査定サイトの中から、オススメなものを紹介しておこう。

車一括査定を徹底比較

車一括査定をオススメしたのはいいが、じつは買取店ほどではないにしても、いくつかのサイトが存在する。

主要な車一括査定6つをまず見てほしい。

下記にそれぞれの車一括査定を比較した一覧表を載せておく。

車一括査定の比較表

それぞれの比較一覧表をご覧になると、例えば

  • カーセンサーの提携業者数は圧倒的に多い
  • 楽天オートは楽天ポイントがもらえる
  • ユーカーパックは買取業者からの電話がない、申込み直後に買取相場を知ることができる
  • ズバット車買取は申し込み直後に買取相場を知ることができる
  • カービューは車一括査定を最初に始めた運営サイトで歴史が長い
  • ナビクル車査定は買取業者を厳選している

という特徴に気付くことができるだろう。

実際にこれらの特徴はすべて各車一括査定の「強み」といえる部分だ。

といえば、これらの特徴をご覧になるだけでは、本当にオススメの車一括査定がどれなのか分からないはずだ。

そこで筆者が車査定のプロとして最もオススメできる車一括査定TOP3を紹介する。

車一括査定のオススメは「カーセンサー」

カーセンサー
http://www.carsensor.net/

最もオススメの車一括査定はタイトルの通り「 カーセンサー 」と結論付けている。

なぜなら「1,000件を超える圧倒的な業者と提携しているため、最も自分に合った買取業者を探しやすく最もお得になる可能性が高い」といえるからだ。

カーセンサー

依頼でポイントがもらえる「楽天オート」

楽天オート
https://auto.rakuten.co.jp/

楽天オート の車一括査定は、「ポイントがもらえる」という特徴が大きい。

そして得られるポイントは

  • 申し込みをして5ポイント
  • 申し込み後に制約をしたら1,500ポイント

であり、ハードルがとても低い。

提携している買取業者数はカーセンサーと比較して見劣りする。

楽天オート

買取業者からの電話なし「ユーカーパック」

ユーカーパック
https://ucarpac.com/

ユーカーパック は他の車一括査定とは少し色が異なる。

ユーカーパックの特徴は、車一括査定のように買取店からの電話ではなく、ユーカーパックからのみしか掛かってこない。

この車買取店から一斉に電話がかかってこない点が評価することができる。

さらには、5,000社以上もの車買取業者と提携してのも評価ポイントだ。

ただし、前述したカーセンサーと比較すると、提携している業者の多くが「大手買取業者ではない」という欠点がある

ユーカーパック

以上、筆者がオススメする車一括査定に関しての解説を終了する。

ご覧になると「いくつもある車一括査定にはそれぞれ特徴があり、ポイントを抑えておくことで確実に金銭的にも、精神的にもお得になることができる」ということが分かったかと思う。

そして再度結論を述べますが、筆者としては最もオススメな車一括査定は「 カーセンサー 」であり、確実に最もお得な車買取業者を探すことで「数十万円以上も高く車買取してもらえる」ということができる。

申し込みにかかる時間も2分程度と、本当に短時間で簡単に申し込みを完了させることができる。

そのため、ぜひ一度試してみてほしい。

「こんなにお得になるのか!」とビックリするかもしれない。

4.まとめ

以上、車の購入と必要書類について説明してきたが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 車の購入に必要な書類は3つ
  • 所有者が異なる場合には、「所有者の印鑑証明+委任状」と「あなたの住民票」が必要
  • 必要書類に気を取られると、金額的に損することもある
  • 金額的な損を防ぐには、車一括査定で最高額を引き出すのがベスト
最新の記事はこちらから