希望ナンバーで抽選・ご当地・取得したいナンバー一覧と取得の全手順
地方版図柄入りナンバープレートデザイン1

車が登録されるとき、必ずあなたの車にはナンバーが取り付けられる。

そのナンバーは、実はある程度「自由に決められる」ということをご存じだろうか。

これを「希望ナンバー」というのだが、希望ナンバーは誰でも簡単に申請&取得ができる。

そして金額自体も4,000円程度と、車のオプションパーツなどと比較すると格段に安く自分仕様に変えられるのだ。

とはいえディーラーや販売店に希望ナンバーの取得を依頼すると余分にお金を取られるため、あなた自身で手続きをすることがオススメである。

しかしいくら簡単だという手続きも、知らなければ心配になってしまうだろう。

そこで今回は、ディーラーの営業マンをしている筆者が、希望ナンバーの取得方法や金額、そして「オススメナンバー」について、詳しく解説していこう。

ちなみに希望ナンバーの取得は簡単な手続きで大丈夫なのだが、取得に失敗すると「いつまでも車の登録が完了しない」といえるため、きちんと当ページをご覧になることをオススメする。

なお、ナンバープレートそもそもについては下記記事で詳しく解説している。

【とっておきの裏技】市場に出回らない非公開車両の中古車を提案してもらう!

中古車購入で一番心配なこと・・・それは買った後にすぐ故障してしまい乗れなくなること。
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1.希望ナンバーとは?抽選が必要なナンバー一覧

 希望ナンバーとはその名の通り「あなたが希望するナンバーを指定できるサービス」のこと

というのも通常、車のナンバーは登録された順番にナンバーが振り分けられるため、何もしなければランダムの番号しか手にすることはできないのだ。

もちろんランダムで振り分けられた番号にも面白みはあるのだが、例えば「56-48(コロシヤ)」など、あまり気分の良くない番号が振られる可能性も十分にあり得る。

また奇跡的に元カレ・元カノとの記念日の番号が振られた日には、少し後ろめたい気持ちになる可能性すらあるだろう。

しかし希望ナンバーをあらかじめ選択しておけば、間違いなく「自分好みのナンバー」にすることができる。

ただし希望ナンバーには

  1. 普通に取得できるナンバー
  2. 「抽選」が必要なナンバー

の2種類があり、通常の希望ナンバーは「申請→取得」という流れであるのに対し、抽選ナンバーは「申請→抽選→取得」という流れであるため、抽選で外れてしまうと取得できない。

つまり抽選がキモというわけだ。

そんな抽選ナンバーは、地域によっても違いがあるが、おおむね下記の通りである。

全国抽選が必要な希望ナンバー
・・・1・・・7・・・8・・88・333
・555・777・88811-1120-19
20-2033-3355-5577-7788-88
地域性はあるが「抽選の可能性が高い」ナンバー
・・・2・・・3・・・5・・・6・・・9
・・10・・11・・18・・23・・33
・・55・・77・111・12310-00
10-0110-1011-2211-8825-25
77-8880-0870-0080-0020-19
20-20

ご覧いただくと分かるように「分かりやすいナンバー」に関しては、誰もが手に入れたいと思っているため、基本的には抽選によってナンバーの取得をしなければならないのだ。

そのため上記ナンバーに関しては抽選、その他のナンバーに関しては自由に決められるということを覚えておいてほしい。

とはいえ抽選の有無にかかわらず、希望ナンバーの取得方法がどのようになっているのか気になるだろう。

そこで次章では希望ナンバーの申請方法について詳しく解説していこう。

2.希望ナンバー取得の全手順

希望ナンバーを取得するためには、下記に図解した通りの手順で実施していく。

希望ナンバー取得の全手順
希望ナンバー取得の全手順

それぞれ基本的には「申請して予約→お金を払ってナンバー発行」という流れとなる。

詳しい申込書の書き方については下記に引き続き説明するのでご覧いただきたい。

希望ナンバー申請書の書き方

希望ナンバーの申請書は、登録予定の陸運支局(車検場)に行くと、無料で手に入れることができる。

その申請書が下記の物だ。

希望ナンバーの申請書
希望ナンバーの申請書

実際に筆者が陸運支局に出向き入手したものだが、「希望番号」と書かれた窓口の前にある机の上で、無料で配布されているため誰でも簡単に入手可能だ。

またこの書類の基本的な書き方を、下記に写真で説明しているのでご覧いただきたい。

希望ナンバーの書き方①
希望ナンバーの書き方①
希望ナンバーの書き方②
希望ナンバーの書き方②

ご覧いただくと分かるだろうが、基本的には

  • 車の種類…軽自動車は「2」、それ以外は「1」
  • 車の分類…普通乗用車は「3」、軽乗用車は「5」
  • 用途…基本的に自家用なので「1」
  • 標板の種類…文字を光らせたい場合は「1」、一般的なペイントなら「1」、各種記念図柄入りが良ければ該当する数字(「寄付あり」の場合には大きなロゴの図柄となる)
  • 標板の大きさ…乗用車はすべて中板であり、前後1枚ずつ合計2枚となるため「4」
  • 希望番号…あなたが希望する番号
  • 車台番号…ディーラーや販売店に聞くと分かるため記入、アルファベットに黒マーク必須
  • 使用者氏名…基本的にあなたの名前
  • 氏名と連絡先、申込日…提出する日に合わせて記入

というだけの作業である。

たったこれだけの記入をして、各都道府県ごとに定められた金額(おおむね4,000円前後)を窓口で納付すると、すぐに「予約済証」という書類を渡される。

そして予約済証をディーラーや販売店に提出すれば、後は納車時に希望ナンバーが付けられているのだ。

ちなみにラグビーナンバーや東京五輪ナンバーに関しては、軽自動車でも「白ナンバー」を付与される。

そして寄付金額に関しては最低1,000円から受け付けられており、寄付すると「記念ロゴ(大)」がナンバー上に記載されることになる。

仮に寄付をした場合には、寄付金額や寄付者の住所等の記載が必要になるため、別途下半分の項目を埋めることになると覚えておこう。

またその他の項目で「インターネット申込の人の受付番号」などがあるが、後述するネット申し込みをすることで得られる受付番号の記載場所である。

ただし自力かつ手書きで記入していく場合には必要のない項目であるため、基本的には「上半分の記入でほとんど完了する」と思っても間違いないだろう。

以上、希望ナンバー申請書の書き方について簡単に説明してきたが、実に簡単かつ単純な記入で大丈夫ということは理解できただろう。

そのため筆者としては、次章にて述べているように希望ナンバーの手続きは「自分ですべき」と結論付けている。

3.希望ナンバーは自分で手続きすべき

これまでの説明から、希望ナンバーの手続きは「非常に簡単で誰でもできる」ということは理解できただろう。

とはいえ実際のところ、「面倒くさそう」などの理由から、ディーラーや販売店に代行依頼してしまうケースも多々ある。

しかしあえて述べておくが、希望ナンバーの手続きは「絶対に自分でした方がお得」といえるのだ。

というのも希望ナンバーをディーラーや販売店に依頼すると、登録ついでの手続きであるにも関わらず、5,000~1万円程度の手数料がひつようとされるケースがある。

実際に筆者のディーラーでも5,000円は間違いなく取っているためお客様は約4,000円の実費とともに1万円弱の金額が必要になるのだ。

そのため筆者としては、上記のような手続きで多少の時間は取られるものの、自力で手続きをして予約済証をディーラーに渡して「後はヨロシク」という状態にしておくのがオススメである。

また仮にあなた自身、「損だと分かっていても時間が無いためディーラーにお願いしなければならない」という状況かもしれないが、その場合には「ネットからの予約」もオススメだ。

ネットからの希望ナンバー申請手続きは、次章にて説明していくのでご覧いただきたい。

4.希望ナンバーをネットから申し込む方法

希望ナンバーは「希望番号申込サービス」から申し込みをすることができる。

手続きの方法もいたってシンプルで、先程紹介した書面での手続きと大きく変わることはない。

そこで早速、下記にキャプチャ画像と共にネットからの申し込み方法を紹介しておくので、ご覧いただきたい。

1.「申込」を選択

希望番号申込サービス TOPページ
希望番号申込サービス TOPページ

2.「新規申込」を選択

新規申込
新規申込

3.個人情報取り扱いにチェックし、「申込フォームへ」を選択

個人情報取り扱い
個人情報取り扱い

4.個人情報を入力する

個人情報を入力
個人情報を入力

5.送られてきたメールの確認→申込手続きページへ

申込手続き
申込手続き

6.ページ入力画面の選択

通常ページの入力
通常ページの入力

6.普通車or軽自動車の選択

普通車か軽自動車の選択
普通車か軽自動車の選択

8.新車or中古車orナンバー変更の選択

新車or中古車orナンバー変更
新車or中古車orナンバー変更

9.使用の本拠の位置を選択(住民票の市区町村)

使用の本拠の位置を選択
使用の本拠の位置を選択

10.申込情報の記入

申込情報の記入
申込情報の記入

11.希望ナンバーの入力

希望ナンバーの入力
希望ナンバーの入力

12.最終確認&申し込み

最終確認&申し込み
最終確認&申し込み

入力内容は書面での記載事項とほとんど変わらないということは、十分に理解できただろう。

そのため時間のない方や、少しでも手間を減らしたい方は、ネットから手続きするのがオススメである。

とはいえ注意点もある。

それは「ご当地(図柄入り)ナンバーはネットからの通常申し込みは不可」ということだ。

というのも国交省が認めた地域や、オリンピック・ラグビーワールドカップなどのイベントに際して、図柄入りのご当地ナンバーが発行されているのだが、上記のネット申し込みは非対応となっているのだ。

しかしあなたの地域もオシャレな図柄入りナンバーがあるかもしれないので、次章では図柄入りナンバーを全種類紹介していこう。

5.「ご当地」希望ナンバーもある

2024年12月現在、ご当地ナンバーは下記の一覧表に挙げた41種類もあり、実際の交付日は1カ月後(2024年12月+1カ月後)となっている。

場所ナンバーの地域名
東北盛岡岩手平泉仙台山形庄内
関東土浦つくば前橋越谷成田
世田谷杉並富士山
北陸信越新潟長岡富山金沢石川
中部福井富士山豊田春日井
近畿滋賀京都奈良
中国鳥取福山下関山口
四国徳島香川愛媛高知
九州長崎佐世保熊本大分宮崎鹿児島

そしてそれぞれの図柄は、国交省のホームページ上で下記のように公開されている。

地方版図柄入りナンバープレートデザイン1
地方版図柄入りナンバープレートデザイン1
地方版図柄入りナンバープレートデザイン2
地方版図柄入りナンバープレートデザイン2
地方版図柄入りナンバープレートデザイン3
地方版図柄入りナンバープレートデザイン3
地方版図柄入りナンバープレートデザイン4
地方版図柄入りナンバープレートデザイン4
地方版図柄入りナンバープレートデザイン5
地方版図柄入りナンバープレートデザイン5
地方版図柄入りナンバープレートデザイン6
地方版図柄入りナンバープレートデザイン6
地方版図柄入りナンバープレートデザイン7
地方版図柄入りナンバープレートデザイン7

それぞれ魅力的な図柄のナンバーであることが分かるだろう。

ただしこれらはあくまで「仕様の本拠」として、各地域の陸運支局にて登録できる場合のみ使用可能である。

そのため地域外の陸運支局で登録する場合には、残念ながら使用できないことを理解しておいてほしい。

また図柄入りナンバーに関しては、地域にもよるが希望ナンバーとは別におよそ7,500~15,000円程度が手数料として必要になるため、予算アップは否めない。

とはいえ個性を出すにはもってこいのナンバーといえるため、ぜひ利用することをオススメする。

また最後に、抽選してでも取得すべきオススメナンバーを紹介していくので、ぜひご覧になってほしい。

6.抽選してでも取得したい希望ナンバー5選

筆者の独断と偏見ではあるが、抽選してでも取得したい希望ナンバーは下記に箇条書きした通りである。

抽選してでも取得したい希望ナンバー5選
  1. 「・・・1」…1番目立つナンバーで、希望者数も非常に多いため
  2. 「・・・7」「・777」…ラッキー7として、縁起を担ぎたい方におすすめ
  3. 「11-22」…「良い夫婦」の語呂で、夫婦の仲の良さと覚えやすさに定評がある
  4. 「11-88」…「良いパパ」「良い母」の語呂で、子供のいる家庭にオススメ
  5. 「20-18」「20-19」「20-20」…購入した時の西暦で、自分の車が何年式かすぐに分かる

よく縁起のいい希望ナンバーなどあるが、筆者としては基本的に「覚えやすさ」や「所有欲を満たす」といった希望ナンバーがオススメである。

なぜなら覚えやすさに関しては「たまにナンバーを聞かれたときに即答できる」などのメリットがあり、所有欲に関しては「車に対する愛着も湧き大切にするため、結果的に長寿命になる」ということができるからだ。

そのため抽選の可能性はあるものの、何度かトライすることをオススメする。

ちなみに筆者の友人には競合性の高い「7」のナンバーを持った人が3人いるが、3人とも2回以内の抽選で入手しているため、比較的取りやすいと思っても問題ないだろう。

7.まとめ

以上、希望ナンバーに関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 希望ナンバーとはその名の通り「自分の好きな車のナンバーが付けられる仕組み」のこと
  • 希望ナンバーには抽選が必要なものとそうでないものがある
  • 希望ナンバーは簡単な記入だけで自力で申請すれば、5,000円もコストの削減ができる
  • 希望ナンバーの申請はネットからもでき、空き時間にも申請することができる
  • ナンバーには「ご当地ナンバー」もあり、希望ナンバーの付与も可能