海外赴任をするとき、日本で使っていたものの多くは置いていくことになる。
それは車も同じで、場合によっては「車売却しなければ損してしまう」ということも。
そのため、あなた自身も今、海外赴任に伴って車売却をすべきなのか迷っているだろう。
そこで今回は、自動車ディーラーの中古車査定士として車売却の業務に深くかかわってきた筆者が、海外赴任をする場合の車売却について詳しく解説していこう。
海外赴任の準備で忙しいあなたでも、簡単にスラスラ読み切れる内容なので、ぜひ最後までご覧になって損を防いでほしい。
見たいところをタップ
1.海外赴任が決まった時は車売却すべし
まず海外赴任が決まった現段階では、実は「車売却すべし」というのが一般論である。
筆者自身もそう思っているし、どの車買取店の営業マンに相談しても「車売却しないと損しますよ~」と言われるだろう。
なぜなら海外赴任となってからも日本に車を置いておくと、場合によっては年間で数十万円以上もの維持費が必要となるからだ。
つまり「無駄なお金を支払い続けなければならない」ということになる。
そのため基本的には車に対する思い入れなどが特別強くない限り、車売却すべきだといえるのだ。
詳細は以下に続けて説明していこう。
持っているだけでお金がかかるのが車というもの
「場合によっては数十万円以上もの維持費が必要」と述べたが、正直なところ「乗っていなければお金がかかることはないだろう」と思っていないだろうか。
それは大きな間違いである。
なぜなら車は「持っているだけでお金のかかるもの」といえるからだ。
例えば毎年必要になる「自動車税」は普通車であれば最低ランクであったとしても、標準で約3万円も必要になってしまう。
また自動車税だけではなく、「一時帰国時に少しだけ乗りたい」という場合には、1~3年に一度車検を受ける必要があるため、車検費用として
- 重量税
- 自賠責保険
- 車検の基本検査料
- 点検・整備・修理費用
などが発生してしまい、それだけでも数万円~数十万円のお金が必要になってしまうのだ。
以上のことからも分かるように、たとえ海外赴任で日本に置いてきた車を使わなかったとしても、持っているだけで莫大な維持費がかかってしまうということになる。
また実は、「維持費がかかる」ということだけが損する要因ではない。
「車の価値」という観点から見ても、大損をしている場合があるのだ。
使っていない間は「ドンドン劣化して価値が下がる」というのも定説
車は工業製品であるため、使いすぎると価値が下がってしまう。
しかし逆に、長い間使わずにメンテナンスもしなければ必要以上に価値が下がってしまうのだ。
そのため単に維持費というわけではなく、下図のイメージのように「目に見えない部分でお金を損している」ということができる。
このように、維持費とは別に「車そのものの価値が下落する」ということによって、本来必要な維持費プラス「見えない金額減」という状況になってしまうのだ。
車は資産としての価値があるため、見えない部分で大幅減になっているということは、最悪の場合を想定すると「一生懸命維持費をかけたにもかかわらず、海外赴任の間に価値が限りなく0に近くなっていた」という状況すら引き起こしてしまう。
そのため、価値が大幅に下落する前に、また維持費を支払ってしまう前に車売却をしておくべきといえるのだ。
とはいえ海外赴任に伴う車売却をする場合、必要書類などをあらかじめ把握しておいてスムーズに手続きを進めなければならない。
そこで次章では、海外赴任前に車売却をする際の必要書類やスケジュールなどについて紹介していこう。
2.海外赴任の場合の車売却手順と必要書類
海外赴任前に車売却をするとき、下図のような流れに沿って実践していくことになる。
これだけの流れを、海外赴任をしてしまう前にしなければならないのだ。
そこで早速、まずは車売却のスケジュールについて説明していこう。
海外赴任に伴う車売却のスケジュール
図解した通り、海外赴任前に車売却をするときは
- 必要書類の準備
- 車査定
- 査定額の交渉
- 売買契約
- 引き渡し
- 入金確認
を済ませなければならない。
それぞれ特別難しい作業ではないのだが、おおよそ最低でも1週間程度の時間が必要となるため、必ず事前に準備をすべきといえる。
念のため、それぞれの準備にかかる時間を説明していこう。
必要書類の準備
詳しくは後述するが、車売却に必要となる書類は7つある。
それぞれがすべて手元にある場合には、正直なところ「1日」かからずに準備することができる。
しかし中には紛失しやすい書類もあることから、2~3日程度を見ておくと余裕が持てるといえる。
車査定
車査定そのものは10~30分あれば十分に完了する。
そのため時間がかからないものの、あなたの都合に合わせて車査定をしてもらいたいのであれば2~3日前から車買取店にアポ取りをする必要がある。
査定額の交渉
査定額の交渉をするためには、実は3~5社程度の車買取店を競合させる必要がある。
これは非常に効果的であり、場合によっては50万円以上も高く車買取してもらえるケースもあるのだ。
そのため複数社へのアポ取りと競合させる時間として、正直なところ1週間程度は見ておきたいところである。
しかし
- そんなに待てない
- できる限り早く車売却を完了させたい
といった場合には、最後に紹介する「車一括査定」というサービスを利用すると、スムーズに完了させることができる。
売買契約
売買契約とは、その名の通り「車売却の契約を結ぶこと」である。
そのため売買契約書という書面にて契約を結ぶことになるのだが、この書類には契約のすべてが記載されているため、必ずきちんと確認しなければならない。
もちろん大手車買取店では大きなトラブルとなることは滅多にないのだが、小さく悪徳な車買取店の場合には、顧客をだまして利益を得る場合もあるため注意が必要である。
引き渡し
契約後は、必要書類と車両の引き渡しをしていく。
そして数日後(早ければ翌営業日)に、あなたが指定した口座に振り込みをしてくれることが一般的である。
また現金対応をしてくれる業者は珍しいが少なくないといえるが、悪徳業者であるケースも多いため、慎重に取引すべきである。
入金確認
最後に、指定された口座への入金があるかどうか、確認する必要がある。
ごくまれに指定日を過ぎても入金がない場合もあるため、必ず指定日に一度確認をして
- 入金がある場合→担当者に「きちんと入金されていました。ありがとうございました。」と伝える
- 入金がない場合→担当者に「どうなっているのか。指定日を守れないのであれば即座に契約を解除したい。」と伝える
というどちらかの対応をすべきである。
仮に後者の対応となってしまった場合には、強気の態度で「何月何日の何時までに入金できるか」を聞き出せば、間違いなく対応してくれるので安心してほしい。
以上がスケジュールだったが、合算すると最低でも1週間程度がかかりそうだということは理解できただろう。
そのため実際に売却を完了させたい1週間程度前には、必ず今のスケジュールにのっとって準備をしていく必要があるというわけだ。
とはいえまだ7つの必要書類についてはご存知ではないかと思うので、次に説明していく。
海外赴任で車売却するときの必要書類
海外赴任前に車売却をするときは、下記の7つの書類が必要になる。
先に必要書類の一覧を紹介する。
必要書類の名称 | 普通自動車 | 軽自動車 |
---|---|---|
自動車検査証 | ○ | ○ |
自賠責保険証明書 | ○ | ○ |
リサイクル券 | ○ | ○ |
自動車納税証明書(軽自動車含む) | ○ | ○ |
印鑑登録証明書 | ○ | × |
実印 | ○ | × |
譲渡証明書 | ○ | × |
委任状 | ○ | ○ |
認印 | × | ○ |
振り込み口座が分かるもの | ○ | ○ |
認印と振込口座が分かるものは、そのままなので説明は不要だろう。
その他の書類について、以下に分けて説明していこう。
車検証
車検証は「車検証入れ」という大きな手帳型のケースの中で保管されていることが多く、車検証入れ自体は車のダッシュボード内に保管されていることが多い。
車検や点検の時以外に取り出すことが少ない書類であるため、紛失するリスクは低いといえるだろう。
仮に紛失してしまった場合には、車買取店や自動車ディーラーなどに依頼すると1~2万円程度の手数料で再発行してくれるため、依頼することをオススメする。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書も車検証入れの中で保管されていることが一般的であり、こちらも紛失することは滅多いにない書類の一つである。
しかし仮に無くしてしまった場合には、加入している保険代理店または保険会社での再発行手続きが必要となり、1週間~1か月程度の時間が必要となってしまうため、注意が必要だ。
リサイクル券
リサイクル券も車検証入れの中で保管されていることが多い書類だが、実は無くしてしまった場合でも問題のない書類である。
なぜなら車買取店としてはこの書類に書かれている「預託金」という金額さえ把握できれば問題ないのだが、この金額は簡単にインターネット上で調べられるからだ。
そのため見つからない場合でも、担当者が無料で対応してくれるため安心してほしい。
自動車納税証明書
自動車納税証明書は小さな紙きれ大の書類であるため、紛失してしまうことが多い。
しかし納税証明書は都道府県税事務所の専用端末から無料で再発行することができるため、実はこちらも担当者が無料で対応してくれることが多く、心配いらないのだ。
譲渡証明書
譲渡証明書は車の所有権を別の人(車買取店)に移すために必要な書類だが、こちらは担当者から入手可能である。
そして書類には実印の押印が必要になるため、後述する「印鑑登録証明書」の添付も必要になる。
委任状
委任状は車買取店があなたに代わって、所有権の移転手続きをするために必要な書類で、こちらにも実印の押印が必要になる。
またこの書類も担当者から入手可能であるため、心配する必要はない。
印鑑登録証明書
前述した譲渡証明書や委任状の実印が有効であることを証明すると同時に、あなたの本人確認書類としても役割も持っている。
そしてこの書類はあなた自身が市区町村役場や窓口(出張)センターで取得してくる必要がある。
以上が手続きをするための必要書類だったが、「すでに海外赴任している」という場合には、代行で車売却をしてもらわなければならないため、少しだけ必要書類が変わる。
その点については、次章にて説明していこう。
3.すでに海外赴任している場合に、車売却手続きをする方法
すでに海外赴任している場合には、車の所有者であるあなたは先ほどの書類にある「印鑑登録証明書」の代わりに、「サイン証明書」と「住民票の除票」を準備する必要がある。
サイン証明書は実印のような役割をするものであり、赴任先の日本国大使館や領事館で取得ができる。
そして取得には、
- パスポート
- 委任状…国土交通省のホームページから入手可能
- 譲渡証明書…国土交通省のホームページから入手可能
- 現住所を証明する書類
が必要であり、「日本に置いてきた車売却をしたい」と伝えれば大丈夫だ。
また「住民票の除票」に関しては、日本にいる間に取得しておくのが望ましく、もし取得していない場合には「同じ世帯の人」にお願いするか、代理での書類取得に関する委任状を発行したうえで第三者に代理取得をしてもらわなければならない。
以上、今紹介した書類の準備さえできれば、日本にいる代理人による車売却は完了する。
そして海外赴任をする場合でも車売却ができるということが分かった今、あなたがすべきことは「どのようにして高く車売却していくか」ということである。
先程も流れの中で説明したが、「交渉」が非常に重要なポイントとなるのだ。
そこで早速、次章に交渉を踏まえて高く車売却する方法を紹介していこう。
4.海外赴任前に高く車売却するなら「車一括査定」がオススメ
高く車売却するとき、基本的には複数社による競合が必須となる。なぜなら車買取店は昨今の中古車人気の影響から、在庫車数が激減しており、結果的に利益を上げられないという悪循環になっているからだ。
そのため複数の車買取店を競合させると「自社が絶対に在庫車として確保したい」との心理状況となり、徐々に査定額が上昇していくということになる。
とはいえ実際のところ、複数の車買取店をまわって競合させることで1週間物時間を使うのはもったいないだろう。
そこでオススメなのが「車一括査定」というサービスである。
サービスの詳細は下記に説明していくが、簡単な申し込みをするだけで間違いなくお得な車売却を成功させられるため、ぜひ一度ご利用いただきたい。
車一括査定とは「複数の買取店」に同時依頼できるサービス
そして名前からもおおよその内容は推測できるだろうが、サービスと提携している何百~何千社もの車買取店の中から、あなたの地域に対応している複数の車買取店に車査定を一括して依頼できるのだ。
またサービスと提携しているほとんどの車買取店は、無料の出張査定サービスに対応しているため、あなたは自宅にいながら一気に複数社を競合させられる。
そのため「一度の申し込みをするだけで、最高額が得られる方法」ということができるのだ。
申し込み方法に関しても非常に簡単で、
- あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、総走行距離など)
- あなた自身に関する情報(出張査定先の住所や氏名など)
を入力するだけであるため、1~3分程度の時間があれば申し込みを完了させられる。
以上のことから車一括査定を利用することで、へこみのあるあなたの車は「最短時間で最高額を得ることができる」ということになるのだ。
申し込みは非常に簡単で、誰でもササっとできる。
そのためぜひ一度利用して、満足のいく価格提示を受けてほしい。
とはいえひとつだけ問題もある。
それは「車一括査定のサイトはいくつもあるため、どこがオススメなのか分からない」ということだ。
そこで最後に、当サイトで紹介している車一括査定サイトの中から、オススメなものを紹介しておこう。
車一括査定を徹底比較
車一括査定をオススメしたのはいいが、じつは買取店ほどではないにしても、いくつかのサイトが存在する。
主要な車一括査定6つをまず見てほしい。
下記にそれぞれの車一括査定を比較した一覧表を載せておく。
それぞれの比較一覧表をご覧になると、例えば
- カーセンサーの提携業者数は圧倒的に多い
- 楽天オートは楽天ポイントがもらえる
- ユーカーパックは買取業者からの電話がない、申込み直後に買取相場を知ることができる
- ズバット車買取は申し込み直後に買取相場を知ることができる
- カービューは車一括査定を最初に始めた運営サイトで歴史が長い
- ナビクル車査定は買取業者を厳選している
という特徴に気付くことができるだろう。
実際にこれらの特徴はすべて各車一括査定の「強み」といえる部分だ。
といえば、これらの特徴をご覧になるだけでは、本当にオススメの車一括査定がどれなのか分からないはずだ。
そこで筆者が車査定のプロとして最もオススメできる車一括査定TOP3を紹介する。
車一括査定のオススメは「カーセンサー」
最もオススメの車一括査定はタイトルの通り「 カーセンサー 」と結論付けている。
なぜなら「1,000件を超える圧倒的な業者と提携しているため、最も自分に合った買取業者を探しやすく最もお得になる可能性が高い」といえるからだ。
依頼でポイントがもらえる「楽天オート」
楽天オート の車一括査定は、「ポイントがもらえる」という特徴が大きい。
そして得られるポイントは
- 申し込みをして5ポイント
- 申し込み後に制約をしたら1,500ポイント
であり、ハードルがとても低い。
提携している買取業者数はカーセンサーと比較して見劣りする。
買取業者からの電話なし「ユーカーパック」
ユーカーパック は他の車一括査定とは少し色が異なる。
ユーカーパックの特徴は、車一括査定のように買取店からの電話ではなく、ユーカーパックからのみしか掛かってこない。
この車買取店から一斉に電話がかかってこない点が評価することができる。
さらには、5,000社以上もの車買取業者と提携してのも評価ポイントだ。
ただし、前述したカーセンサーと比較すると、提携している業者の多くが「大手買取業者ではない」という欠点がある。
以上、筆者がオススメする車一括査定に関しての解説を終了する。
ご覧になると「いくつもある車一括査定にはそれぞれ特徴があり、ポイントを抑えておくことで確実に金銭的にも、精神的にもお得になることができる」ということが分かったかと思う。
そして再度結論を述べますが、筆者としては最もオススメな車一括査定は「 カーセンサー 」であり、確実に最もお得な車買取業者を探すことで「数十万円以上も高く車買取してもらえる」ということができる。
申し込みにかかる時間も2分程度と、本当に短時間で簡単に申し込みを完了させることができる。
そのため、ぜひ一度試してみてほしい。
「こんなにお得になるのか!」とビックリするかもしれない。
5.まとめ
以上、車売却と海外赴任についての解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。
- 車には年間の維持費と「見えない価値の下落」があるため、海外赴任の際には車売却すべき
- 海外赴任前の車売却の場合には、1週間が必要だが「普通の車売却と同じ手続き」である
- 海外赴任後に車売却をする場合には、印鑑登録証明書の代わりに「住民票の除票」と「サイン証明書」を取得する必要がある
- 海外赴任で車売却をするなら「車一括査定」を使うと、簡単かつ確実に高く車売却を完了させられる