車購入をするとき、単純にお金を払って購入するのか、もしくはリース契約によって車購入をするのか迷ってしまう。
というのもどちらにもメリットやデメリットがあるからだ。
そのためあなた自身、下記のように普通の車購入にするのかリースにするのか、知りたいことが山ほどあるだろう。
- 普通の車購入とリースではどのような違いがあるのか知りたい
- 実際のところ、車購入とリースではどちらがどのくらいお得なのか知りたい
- その他の購入方法があるのか、どんな特徴があるのか知りたい
- 現実的に考えて、自分にはどんな購入方法が合っているのか知りたい
そこで今回は、自動車ディーラーの営業マンをしている筆者が、普通の車購入方法とリースのどちらがお得で、あなたには何が合っているのか紹介していこう。
正直なところ車購入の方法をしっかり理解して、あなたに何が合っているのか知らなければ「最後の最後で損してしまう可能性がある」ということができる。
そのため当ページの解説をご覧になって、正しい知識の元車購入をしていってほしい。
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1.車購入とリースは何が違うのか
まず通常の車購入とリースの違いについて気になるかと思うが、実は単純だ。
というのも車購入とリースの違いは、単純に「契約形態」であるからだ。
そこで以下に、それぞれの特徴を分かりやすく紹介していこう。
通常の車購入=現金払いの特徴
通常の車購入をする場合、それはすなわち「現金で車購入をする」というケースである。
その場合の仕組みは単純で、ただ「商品をお金と交換する」というだけだ。
つまりコンビニでお菓子やジュースを購入する仕組みと変わらず、代金を支払った後は「あなたの物」ということになる。
リースの特徴
一方、リースの特徴は「借りている」ということである。
というのもリースとは単純に車を一定期間だけ借りる契約をするのみで、契約期間が満了した後は
- 借りていた車を返す
- 再度リース契約を結んで、同じ車を借り続ける
ということになる。
またリース契約は車両の購入代金から「残価=契約満了時の車両の価値」を差し引いた分を、分割+金利で支払っていく。
乗用車に設定できる残価は車両価格の3割程度が限度であるケースが多いため、単純計算の上では「車両価格の7割を分割払いしていく」というイメージである。
ただしあくまでもリース会社の所有物をあなたが借りるだけであるため、たとえ7割分を支払い終えても基本的には「一生あなたの物にはならない」ということができる。
ただしリースでは下記のような特典も用意されている。
- 契約年数が3~9年程度で自由に設定できることが多い
- ボーナス併用支払いも可能
- 税金や車検代、自動車保険料込で支払っていくことが可能
そのため車にかかるすべての費用を、まとめたり分割することで「毎月の費用を調整できる」というメリットもある。
以上の説明から分かる通り、車購入とリースの違いは契約形態であり、もっと分かりやすく言うと「あなたの物になるかどうか」ということである。
とはいえ様々な業者・販売店などでリースがオススメされるケースもあるため、正直なところどちらがお得なのか迷ってしまうだろう。
そこで次章では、車購入とリースのお得度の違いについて紹介していこう。
2.車購入とリースはどちらがお得なのか
車購入とリースの違いとしては、正直なところ「普通に車購入する方がお得」ということができる。
その理由は単純で、
- そもそも金利がかかる
- 一生自分の物にならない
という特徴があるリースでは、どうしても金銭的・資産的に見ると損してしまうのだ。
それぞれシミュレーション結果とともに紹介していこう。
リースはそもそも金利がかかる
リースでは借りる契約をするのだが、リース会社はあくまで金融機関である。
つまり金利の支払いも込みになってしまうのだ。
その結果、下記のように総額で損してしまうことになる。
車購入の総額(円) | 5年リースの総額(円) | 差額(円) |
---|---|---|
2,565,000 | 2,747,520 | 182,520 |
つまり5年間支払い続けると、新車の車両価格よりも高い金額を支払わなければならなくなる。
ただし上記のリース料金は、車検代やオイル交換程度の簡単なメンテナンス代込みの価格である。
そのため車検を1回10万円、メンテナンスを1回5,000円程度で考えると、「プラスマイナスゼロ程度」ということができる。
とはいえ車の寿命は5年以上平気でもつため、やはり金銭的に考えても「損である」ということは間違いのない事実だろう。
リースは一生自分の物にならない
金銭的に損することは分かったかと思うが、それに加えて「そもそも自分の物にならない」というケースが圧倒的に多い。
5年間支払い続けて「元の金額よりも高く支払うことになる」という試算結果が出たにもかかわらず、それでも自分の物にならないのは損以外の何物でもないだろう。
とはいえすべてのケースで自分の物にならないというわけではない。
例えば先ほどの試算結果で参照した「いまのりセブン」というカーリースでは、5年間の支払いをして、その後あと2年乗り続けると車がもらえるのだ。
ただし改めて試算してみると、やはり損であることには変わりない。
車購入の総額(円) | 7年間の総額(円) | 差額(円) |
---|---|---|
2,565,000 | 3,846,528 | 1,281,528 |
コチラも車検代や簡単なメンテナンス代は込みのリース料金だが、なんとその差額は120万円以上になった。
正直なところこの差額は、たとえ7年後に車をもらったとしても「絶対に取り戻せない金額」ということができる。
そのため一生自分の物にならない点が損であることは当然として、仮に満了後に自分の物になったとしても「結局は金銭的に大損である」ということができるのだ。
以上のことから、単純に金利で損する点や自分の物にならない点で、いかにリースで車購入するのが損なのか理解できただろう。
しかし「リースがオススメの人」というのも存在するため、その点については後述していこう。
また通常の車購入とリース以外にも、車購入の方法はあるため次章にて紹介していこう。
3.その他に3つの車購入方法がある
通常の車購入やリース以外にも、あと3つ下記に挙げたように車購入の方法がある。
- 銀行ローン
- ディーラーローン
- 残クレ
それぞれの特徴について、以下に分けて紹介していこう。
銀行ローン
銀行ローンは「銀行にてお金を借りて車購入する」という方法で、コチラも比較的メジャーな方法といえる。
そして借りたお金を分割によって返済をしていくのだが、その分に金利がプラスされる。
つまり金利分は損することになる。
ただし銀行によっては金利が低く、1%台から借りられるケースもある。
またお金を借りるために審査があるのだが、銀行ローンでは安定収入があるか厳しく見られるため、会社員以外の人は「借りられないケースが多い」ということができる。
ディーラーローン
ディーラーローンの仕組みは銀行ローンと全く同じだが、ディーラーや自動車メーカー系列の金融機関からお金を借りて車購入をする方法である。
しかし金利が高いケースが多く、3~4%台の金利で総額が非常に高くなりやすい。
とはいえ銀行ローンと比較すると金利が高い分「審査が緩い」ということが多く、結果的に会社員以外の人でも購入しやすい方法ということができる。
残クレ
残クレはここ最近「新しい車の買い方」と言われている車購入の方法である。
そしてリースと同じく「残価」が採用されており、月々の支払額が調整できる。
また支払いの満了後は
- 残価分を一括払いして自分の物にする
- 車を返して新しい車に乗り換える
という2択から選ぶことになるが、一括払いで残価を支払うと100万円単位の支払いになるため、結果的に新しい車に乗り換える人が多い。
聞いたことがあるかもしれないが、「〇年おきに新しい車に乗り換えられる」といわれている車購入の方法である。
つまり多くの場合で「自分の物にならないケースが多い」ということができるのだ。
また残クレはディーラーローンと同じく、金利が非常に高いため金利面で見ると損であるということができる。
残クレについては下記記事で詳しく解説している。
また、自動車ローン全般については下記記事で詳しく解説している。
以上がその他の車購入の方法の特徴だったが、ここまで紹介してきた全5種類の車購入方法で、オススメな人の特徴について次章では紹介していこう。
4.各車購入方法でオススメな人
ここまで紹介してきた5つの車購入方法で、それぞれにオススメの人を紹介していこう。
引き続き以下に分けて説明するので、ご覧いただきたい。
方法1.通常の車購入=現金払いは誰にでもオススメ
通常の車購入をするのが、プロ目線で見ると「誰もにオススメできる方法」ということができる。というのもお金の面で金利などがかかわらないため、全く損することが無いからだ。
ただし車購入の資金が潤沢に確保できている場合以外は、正直なところ「一気に貯蓄が減る」といえるため、あなたの貯蓄に合わせて支払うことをオススメする。
ちなみに貯蓄が十分ではない場合には、ローンなどでも頭金を入れて一部の資金だけを借りることが可能であるため、併用しても良いだろう。
方法2.リースは法人や個人事業主にオススメ
リースは先ほども述べたがあなた自身の物にならず、金利分の金額差でお得ということはできない。
しかし法人や個人事業主には、意外に大きなメリットがある。
というのも事業用車両としてリースによる車購入をする場合、会計処理が非常にラクになるからだ。
そのため単純計算をすると、経理担当者を1人雇用する分よりも安上がりであるため、リースによる車購入をしても十分にお得ということができる。
ただし個人がプライベートで利用する場合には、高い金利が適用されて自分の物にならないケースが多いため、積極的にオススメすることはできない。
方法3.銀行ローンは購入資金を十分に用意できない人にオススメ
銀行ローンは通常の車購入の次にオススメである。
というのも金利は高すぎず、返済回数においても比較的自由度が高く、さらに最終支払さえ終了すればあなたの物になるからだ。
そのため購入資金が十分に用意できない人は、一部または全部の金額分を借り入れて、車購入するのがオススメである。
ちなみにサラリーマンで多重債務などが無ければ、基本的に審査には通ると思っても問題ない。
方法4.ディーラーローンは自営業者やフリーターにオススメ
ディーラーローンは金利が高いため基本的にオススメできないが、自営業者やフリーターなどの人にはオススメできる。その理由は銀行ローンよりも審査が緩く、比較的誰でも借りられるからだ。
ただし特別なキャンペーンを実施していなければ基本的に金利が高いため、筆者としては一度銀行ローンの審査に申し込んでから購入するのがオススメである。
方法5.残クレは正直オススメできない
残クレは結論から言うと「まったくオススメできない」といえる。というのも基本的に高金利で、さらに先程の説明からも分かるように「結果的に自分の物にならない」というケースが多いからだ。
そのため金銭的・資産的にまったくオススメできないと思っても問題ない。
5.まとめ
以上、車購入とリースに関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。
- 通常の車購入とリースを比較した時、リースでは金利分の損があり、さらに最終的に自分の物にならないケースが多いため、積極的にオススメできない
- その他にも車購入方法があるが、金利分でいかに損しないかが重要
- そのため通常の車購入以外では、銀行ローンの全部または一部利用がオススメ
- リースによる車購入は個人事業主や法人の場合にのみ、経理上のメリットが大きいためオススメできる