【法人ならアリ/個人ならナシ】中古車リースする3メリットと5デメリット
中古車リースの内訳

ここ最近、中古車の買い方として「リース」という選択肢が一般化されている。

様々なディーラーや中古車販売店がリースを「いかにもお得な買い方」というように紹介しているが、実際のところどうなのか気になって仕方がないだろう。

そこで今回は自動車ディーラーの営業マンとして中古車の販売を担当していた筆者が、中古車のリースについて詳しく解説していこう。

当ページをご覧いただければ、お得なリースや損するリースについてきちんと理解することができるため、ぜひ最後まで読み進めることをオススメする。

【とっておきの裏技】市場に出回らない非公開車両の中古車を提案してもらう!

中古車購入で一番心配なこと・・・それは買った後にすぐ故障してしまい乗れなくなること。
いくら中古の車とはいえば数十万はするので、大きな痛手のはずだ。

実は安心かつ安全でコストパフォーマンスの高い中古車を購入する方法がある。
それは市場には出回らない「非公開車両」に的を絞ること。

でも、一般な人では「非公開車両」を探すのは、ハッキリ言って無理だ。
ただ、非公開車両を提案してもらえるサービス「 ズバット車販売 」がある。

中古車買取・販売で有名な「ガリバー」が提案してくれるサービス。
ガリバーは新鮮な中古車が毎日500台入荷されているので、非公開車両の毎日のように増えている。
しかも100日間の返品保証サービスが付いているのでもしもの時も安心だ。

相談はどんな内容でもOK。むちゃな要望も伝えてみることだ。

【相談の内容例】
・新車とほぼ同等のフィットがほしい
・N-BOXで50万以内、新車同等品を提案してほしい
・ディーラー試乗車落ちで10,000km以内の中古車がほしい
・小さな子供がいるファミリー世帯にオススメの中古車がほしい

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【とっておきの裏技】愛車の相場をチェック&下取りよりも30万円高く売る

あなたは愛車の本当の価値を知っているだろうか?
もし、ディーラーの下取り額でしょ?買取店で出してもらった査定額でしょ?と思ったあなたは大きな間違いだ。

ディーラーや買取店は、ただただあなたから買い取った車を横流しして利益を上げているだけなのだ。

つまり彼らの利益を最小限に減らすことができれば、あなたは最高額で売れることができる。

ではどうすればいいのか?答えは「買取店同士を競わせる」こと。
ただ、正直、1社1社買取店を回っていたら面倒だと思うだろう。

そこでオススメなのが車一括査定というサービスを使うことだ。
車一括査定を使えば、一度に買取店に査定してもらい競争させることができるので、MAXに近い買取額が出る。

無料で利用、しかも納得いかなければ売らなくてもOKなのだ。
だまされたと思った一度利用することをオススメする。

おそらくあなたは出てきた査定額にビックリするだろう。

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1.中古車リースの仕組み

まずは中古車のリースの仕組みについて説明していこう。

リースはイメージとしては「超長期レンタル」のことを指している。

そのため実は「自分の物にはならない」という特徴があるのだ。(一部リース業者では買取も可能)

しかし普通にレンタカーを借りるよりも圧倒的にお得な金額で借りられるという特徴もある。

その理由については、下記のイメージ画像を交えて説明していこう。

中古車リースの内訳
中古車リースの内訳

まず中古車には、車両価格や諸費用を合算した「総額」という概念がある。

総額については下記にて詳しく説明しているが、大まかには「購入するために必要な全予算」だと思えば大丈夫だ。

つまり、通常のように中古車の購入をしようと思うと、車両価格+諸費用が必要になる。

しかしリースの場合には購入総額から

  • 頭金(なしでOKの場合もある)
  • 残価

という二つの要素を差し引いて、残った部分を一般的に3・5・7年という期間で支払っていくことになる。

ただしここで注意が必要なのは「支払い終わったとしても、あくまで借りているだけで自分の物にはならない」ということだ。

つまり基本的に支払いが完了した後は

 
  • 返却する
  • 残価分で再リースする

という選択肢になるのが一般的であり、一生自分の所有物にはならない。(一部リースでは買取可能)

残価とは支払年数後の価値予想

また「残価」という概念が分かりにくいかと思うが、残価とは「リース会社が設定した支払年数後の価値予想」である。

簡単に言い換えると3年リースなら3年後の、5年リースなら5年後の車の価値を予想して、「その分を差し引いて支払いしても良いよ」という仕組みなのだ。

しかし残価は厳しめの設定が一般的であるため、車両価格の1~2割程度しか補償されないケースが多く、4~5割程度の価値が残る中古車では損してしまうケースも少なくない。

つまりリース会社としては「返してもらった車を中古車市場に売れば、確実に利益が出せる」という状態になっているのだ。

とはいえ残価の設定があることによって、例えば本来5年間で全額支払わなければならないところを、8~9割程度の金額で済ますことができ、結果的に月々の支払いを少なくすることができる。

そのためあなた自身、支払いに関するメリットがあることは十分承知しているだろう。

そして実は支払以外の部分でもメリットはある。

そこで次章では、中古車リースのメリットについて詳しく紹介していこう。

2.中古車リースの3つのメリット

中古車リースのメリットは、前章で紹介したものを含めて下記の3つになる。

 
  1. 月々の支払額が抑えられる
  2. 整備、点検費用や税金を含められる
  3. 一括して損金算入ができる

それぞれ以下に分けて説明していく。

メリット1.月々の支払額が抑えられる

最も大きなメリットは月々の支払額を抑えられる点だ。

それは前章でも紹介したように、残価設定による部分が大きい。

そのため残価が大きければ大きいほど残った部分が小さくなるため、月々の支払額が少なくなるのだ。

とはいえ再度述べておくが、リース会社によって残価の設定できる割合は異なり、一般的には1~2割程度であることが多い。

普通乗用車で人気車種になれば返却時の売却相場で4~5割となることも珍しくないため、残価は「正直なところ損する可能性が高い」と思った方が良いだろう。

メリット2.整備、点検費用や税金を含められる

中古車リースのメリットとして意外と知られていないのが「税金や点検費用なども支払額に含められる」ということだろう。

実はこの点は大きなメリットであり、車にかかる維持費をほとんど1本化することができる。

つまり

  • 2年に1度の車検費用
  • 年1回の定期点検費用
  • 定期的なオイル交換

など突然の出費を平均化することができるため、「決まった額の把握」が非常に簡単になるのだ。

そして意外なことに、価格は「安く見積もられている」というケースが多く、結果的に支払額が大きくなりすぎて損することは少ない。

というのもリース会社は車検などを実施するディーラーや整備工場に対して、超格安で仲介しているからだ。

そのため整備点検費用を含んだとしても、大げさに高くなることはないと思っても大丈夫である。

メリット3.一括して損金算入ができる

中古車をリースで購入する場合、会社経営者や個人事業主の方にとっては非常に大きなメリットがある。

それは「月々の支払い額が一括して損金算入できる」という点だ。

というのも経理業務上、普通に車の購入をしてしまうと「減価償却」という概念が出てきてしまい、資産として処理する大きな手間がかかる。

しかしリースにしてしまえば前述したように車の維持費を「毎月支払いの1本化」ができ、さらに毎月決まった額を決められたとおりに帳簿付けするだけで済むのだ。

そのため「やや損している」という場合でも、業務効率を考えるとお得になるケースがあるのは言うまでもない。

ただし会社員の方にとってはそもそも「損金」という概念が無いため、このメリットを享受することは0である。

以上が中古車リースのメリットだったが、まとめると

  • 全額の分割払いよりも安く車に乗れる
  • 維持費の平均化ができる

という点が主なものである。

とはいえデメリットがあるのは当然のことであるため、次章をご覧になってほしい。

3.中古車リースの5つのデメリット

中古車リースのデメリットは、下記に挙げた5つだ。

 
  1. 金利が高い場合が多い
  2. 「借りているだけ」なので自分のものにならない
  3. 超過費用が発生する可能性がある
  4. 中途解約には「違約金」が発生する可能性がある
  5. 自分仕様にできない

デメリットこそ知るべきポイントであるため、以下の説明をしっかりご覧になってほしい。

デメリット1.金利が高い場合が多い

中古車のリースは「金利が非常に高い」というケースが多い。

というのもリース業者は金融業者であり

  • 残価と相場の差
  • 金利

の2つで利益を上げなければならないからだ。

そのため金利が高く、総支払額を見ると「結構損している」と感じるケースが多い。

ちなみにディーラーのリース金利は顧客に分かりづらく、詳細なパーセンテージを見せることが少ないのだが、実際には4~5%以上程度取っていることが多い。

一般的なローン金利が2~3%程度であることを踏まえると、正直「高すぎて損」というのが本音である。

ただしディーラーや中古車販売店の客寄せ戦略として、0~1%という超低金利のリースを提供しているケースもあるため、その場合には非常にお得だと思っても問題ない。

そのためリースを真剣に検討するのであれば、まずは販売店に「金利は何%ですか?」と質問することをオススメする。

デメリット2.「借りているだけ」なので自分のものにならない

最初にも説明しているが、リースはあくまで「車を借りているだけ」である。

そのため返却の義務があり、結果的に自分の物になることはほとんどない。

つまり

  • どのみち3~5年で買い替える
  • スポット利用で2~3年だけ車が必要

というケース以外では、資産にすらならず、どちらかというと「負債」として考えるべきであるため、結果的に損してしまうといえる。

デメリット3.超過費用が発生する可能性がある

リースは契約時に契約期間や整備を含めるか含めないかなど、様々な条件を設定する。

そして同時に「年間走行距離」の設定もする。

これはすべて「設定する残価を下回らないようにする」というリース会社側の戦略なのだが、仮に走行距離を超過してしまうと「価値の下落→残価に影響がある」として、超過費用を取られてしまう可能性があるのだ。

筆者の経験上、お客様で超過してしまう人に会ったことはなく、リース会社の担当者からの説明でも「多少の超過は大目に見ている」と言っていた。

しかし基本的には「超過=価値の下落分は費用が発生する」といえるため、どうしても慎重にならざるを得ない。

また同様の理由から、事故などを起こしてしまった場合にはやはり価値が大幅に下落してしまうため、結果的に数十万円単位の超過費用が発生するケースもあると覚えておこう。

デメリット4.中途解約には「違約金」が発生する可能性がある

中古車の購入時にリースを組むときは、契約期間を決めるのは理解しているだろう。

しかし契約期間は「リース会社が得られる利益期間」ともいえるため、中途解約をしてしまうと「違約金」を取られるケースがある。

違約金額はリース会社の判断によって異なるため契約書を見るほかないが、一般的には

  • 10万円
  • リース〇年分
  • 残価分
  • 車両価格の〇%

など、大金が必要になるケースが多いため、結果的に途中での車両変更などができない。

そのためデメリットだと思うべきである。

デメリット5.自分仕様にできない

リース契約をするということは、あくまで車を借りているということである。

そのため「借り物を勝手に改造・改装できない」というルールがあり、結果的に自分仕様の車両にすることはできない。

もちろん返却時にパーツの取り外しをし、もともと装着されていた純正部品に交換できれば問題ないのだが、手間や傷付きなどのリスクを考えると損するといえる。

ちなみに自分仕様にしたまま返却した場合には、こちらも価値の下落と判断されて超過費用が発生すると思っておいてほしい。

以上、中古車リースのメリットとデメリットについて解説してきたが、ご覧いただくと「どうしても月々の維持費を平均化したい人以外、意味がないのではないか」と思っただろう。

その通り、実は経営者や個人事業主以外、正直なところメリットというメリットがないのだ。

もちろん先ほど説明しているように、金利が極端に低い場合にはお得ということもできるのだが、筆者の知る限り超お得な金利であるケースはごくまれである。

そのため普通はオススメできないのだが、もしあなたが「どうしてもリースで中古車を購入し、損でも構わないから維持費を平均化したい」と思っているのであれば、次章にてオススメの中古車リースサービスを紹介しておくのでご覧いただきたい。

それ以外の方は、最後に中古車購入でオススメの方法を紹介しているので、飛ばしてご覧になってほしい。

4.どうしても中古車リースが良い人にオススメのリース会社

何度も述べているが、あらためて述べておこう。

正直なところ筆者としては「個人で中古車リースをするのはオススメではない」というのが結論だ。

というのも実際にリース会社をいくつ見ても、基本的には

 
  • 詳細に金利や残価が書かれていない
  • ボーナス払いの金額を超高額にして、月々の支払額を「安く見せかけている」

というケースが圧倒的に多く、本当のお得ポイントがほとんどないといえるからだ。

しかし筆者がある程度オススメできる中古車リースが1つだけある。

それは「コスモのマイカーリース」だ。

コスモ石油が提供している中古車リースなのだが、実はこのリース、「契約するとガソリン代が割引になる」という特典が付いている。

それも最大5円/L引きと、燃料代が高騰している現在では破格の対応ということができ、結果的に走行距離の多い人ほどお得になることができる。

コスモのマイカーリース公式サイト

ただしコスモのマイカーリースも他社と同じく、詳細な金利や残価率については詳しく説明されていないため、正直なところお得とは言い難い。

つまり「お得ではないけど、維持費の平均化をしたい」という場合には、最大限に損を小さくできるコスモのマイカーリースがオススメということはきちんと頭に入れておいてほしい。

また次章では、筆者のオススメする中古車の購入方法について紹介していくので、次章を読んだ上で判断することをオススメする。

5.筆者のオススメは「希望価格」プラス「ローン」の活用

これまでの説明から中古車のリース購入が「損でオススメではない」ということは十分理解していただけたかと思うが、ここで筆者のオススメの方法をお教えしよう。

それは

 
  1. 最初から安く予算内で収まる中古車を探す
  2. 安心できる金融機関が提供する低金利ローンの活用

の2点だ。

それぞれ以下に分けて説明していくが、2点とも満たしておけば「賢く中古車の購入ができる」といえるため、しっかりご覧になって実践してほしい。

最初から安く予算内で収まる中古車を探す

中古車の購入をするとき、意外と多いのが「徐々に予算をオーバーして高くなってしまう」ということだ。

それではリース契約をしようが、基本的に月々の支払額は高くなってしまう。

そのため車両そのものを安く購入することが、最も重要なことといえる。

とはいえ実際に中古車販売店を何社もまわって、1台ずつ見て回るのは面倒くさいだろう。

そこで筆者がオススメするのは「 ズバット車販売 」というサービスだ。

ズバット車販売
ズバット車販売
https://www.zba.jp/car-hanbai/

このサービスを簡単に説明すると、ガリバーと提携して全国の在庫車の中から、あなたの希望条件に合致した車両を紹介してくれるものだ。

あなたは莫大な数の在庫車の中から、極上車両を手間なく探してもらうことが可能なのだ。

つまり少ない予算でも、その条件で最良の中古車を探してくれるため、安く中古車探しができる。

ちなみに申し込みは1分あれば完了するほど簡単であり、お得に中古車探しができるのは間違いないのでぜひ利用してほしい。

中古車提案サービス公式サイト

安心できる金融機関が提供する低金利ローンの活用

予算内で安い中古車探しが完了したら、次は「マイカーローン」を低金利で契約すれば月々の支払額を最大限おさえ、なおかつ「自分の物」にすることができる。

そして筆者がオススメするマイカーローンは

オススメのマイカーローン2つ

の2つだ。

それぞれの特徴と金利は下記にまとめておいたので、ご覧いただきたい。

ローン会社金利最低借入期間最長借入期間最低借入金額(万円)最高借入金額(万円)その他の特徴
三菱UFJ銀行のマイカーローン2.975※変動金利6か月10年(120か月)501,000・事前審査回答は最短で即日
・繰り上げ返済の手数料無料
・借り替えもOK
損保ジャパン日本興亜のマイカーローン1.95~2.85%
(固定)
6か月10年(120か月)201,000・固定金利のため不安が解消される
・土日祝日も審査してくれる

※2024年11月現在の比較結果

ご覧いただくと分かるだろうが、両社ともに最低金利が1%台であるため、金利自体は非常に低いことが分かる。

つまりリースのように高くて損する金利ではなく、どちらかというと「お得」に分類されるほど低い金利なのだ。

またそれぞれ超大手金融機関でありながら、

  • 審査の回答は即日
  • 繰り上げ返済手数料無料
  • 保証料不要
  • 土日祝対応

など、目に付くメリットが非常に大きい。

そのため低金利というだけではなく、「大手の安心感とサービスの質の高さ」が大きなメリットとなるのだ。

筆者としては付き合いのある金融機関や、自分自身が勤務するディーラーよりも破格の条件であるため、正直なところ上記2社でローンを組むことをオススメする。

そうすることで月々の支払額を正攻法で抑えて、さらにお得な買い物になるのは間違いないだろう。

オススメのマイカーローン2つ

6.まとめ

以上、中古車のリースに関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 中古車のリースは「残価」「頭金」以外の部分を分割払いして「借りる」契約のこと
  • 中古車リースのメリットは、正直なところ経営者や個人事業主以外で享受することは難しい
  • 逆にデメリットの影響の方が大きいため、筆者としては中古車リースをオススメできない
  • どうしても中古車リースを組むのであれば、コスモのマイカーリースが「燃料代割引」がある分まだマシということができる
  • ズバット車販売 」を利用して安く中古車を探し、「三菱UFJ銀行」「損保ジャパン日本興亜」のマイカーローンで低金利かつお得に費用を抑えることがオススメ